ライトノベル 集英社スーパーダッシュ文庫 円卓生徒会 6,7巻の感想。

(レビューには多少のネタバレを含みます。)

凡例

満足度
☆満足しなかった、☆☆まあまあ満足した、☆☆☆大満足だった
次巻への期待度
☆あまり期待しない、☆☆少し期待する、☆☆☆かなり期待する

円卓生徒会 6 (スーパーダッシュ文庫)

これまでとても影が薄かったトリスタン(とイゾルテ)が主役になるはずの巻。

ラーンスロットの母(女神) ニミュエ、敵対するエリン島の少女騎士モロルド、魔女ラモラックと、ファンタジー小説お決まりの個性あるキャラクターが出てきて、賑やかになってきました。亜砂はトリスタンを追いかけなければいけない時に、ニミュエの誘惑に流され、ラーンスロットと忠誠の誓い(?)を立て直し、鞠といちゃいちゃし、ラモラックにうつつを抜かすという、反省する気もない節操のなさ。いつものようにドタバタしつつも、トリスタン・イゾルテが抱える不幸な思い出に触れるなど伏線を立てて、話は次巻に続きます。

この巻の見どころは、えーっと、どこなんだろう。ケミカルハッピーになってしまったトリスタンが主役になるはずでしたが、それが少し空回りしていることと、亜砂(とその周辺)のはっちゃけぶりが相変わらずで、トリスタンの言動はあまり印象に残りませんでした。ああトリスタンが哀れ。。。(満足度:☆、期待度:☆☆)(2014/07/09)

円卓生徒会 7 (スーパーダッシュ文庫)

イゾルテをかけて騎士達がトーナメントに参戦する回。円卓生徒会シリーズの元ネタの一つであるアーサー王物語では、闘技場というとリアルな(血気ある)決闘が繰り広げられますが、こちらはだいたいいつもの調子です。

トーナメント戦はいつもな感じですが、後半から物語は亜砂の異世界冒険に関わるものへと、久々に佳境に入っていきます。見どころは後半全部ですかね。ランサーとモロルドの過去、モロルドvsトリスタン、トリスタンが見つけた居場所、亜砂の決死の覚悟、いつもになく怒濤な展開でした。最後のオチは「うん、知ってた」ていうところw

今回の主役はトリスタン、ではなくランサーですかね。イゾルテ・トリスタンを絶望の淵に追いやってしまった事への負い目から、ずっとトリスタンを救おうと考え行動してきたのですが、結果的には亜砂に先取りされたわけです。ランサーが不憫すぎる。。。だがランサーは潔く負けを認め、亜砂の配下(弟分?)につくわけです。これこそ騎士道というものでしょうか。ランサーの方がよっぽど主人公格だけど、残念ながらここはラノベですから。。(満足度:☆☆、期待度:☆)(2014/07/15)

8巻以降はまだ購入していません。正直に言って新品で買いたいと思えるシリーズではないので、中古で見つかれば買おうかと思っています。

Image: 円卓生徒会〈6〉 (集英社スーパーダッシュ文庫) 円卓生徒会〈6〉 (集英社スーパーダッシュ文庫)
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Image: 円卓生徒会〈7〉 (集英社スーパーダッシュ文庫) 円卓生徒会〈7〉 (集英社スーパーダッシュ文庫)
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