本題に入る前にいっておきます。
PC高速化の一番の方法はメモリ増設ですよ~。
(ただしインターネット利用などの通常の使用では2GB以上にメモリを増設しても高速化の効果は薄い。
RAMドライブを作ってそこにブラウザのキャッシュを作るなどをすればさらなる高速化も期待できるだろう。)
と、かつて高速化を求めてフリーソフトをいくつも試した経験者が言います。
それでもさらに高速化を求めて、という方はぜひ見てほしいです。

さて本題ですが、
windowsではたいてい、各ソフトの設定情報(windowsの設定も含める)をレジストリという場所に保存します。
このレジストリには数え切れんほどの膨大な情報が保存されていて、Windowsの起動に必要な情報から各ソフトウェアの設定まで、いろんな情報の読み書きが頻繁に行われています。
これを最適化(≠ディスクデフラグ)してくれるツールを紹介します。

○Windows 9x系
Windowsに付属するツールを使って最適化することができます。
方法は、
1. MS-DOSモードで再起動。
2. scanreg /fix を実行。
3. scanreg /opt を実行。
4. 入力待機状態の戻ったら、再起動する(リセットボタンを押すかCtrl + Alt + Delete、電源を落としてもよい。)

○Wnidows NT系
NTREGOPT作者ホームページ)というものです。
Windows NT/2000/2003/XP/Vista/7と、NT系列のOSに対応してます。95、98、MEは対応してません。64ビットにも対応している模様。

↑最適化完了後の画面

説明によると、レジストリの断片化を解消してレジストリ全体のサイズを縮めるみたいです。要はファイル内の無駄な空きを詰めてコンパクトにするということか。
実行してみたところサイズはだいたい6MBくらい減りました。
全角文字およそ300万文字に相当する情報を減らしたことになるのかな?
このソフトでWindowsがどれほど高速化するかはわかりませんが、定期的にやっておく価値はあると思います。
日本語の言語ファイルもあるので英語が読めなくとも問題ないでしょう。

実行前にレジストリのバックアップを行うことをお勧めします。
(ただしレジストリエディタを用いてバックアップした場合、Windowsが起動できない状態に陥った時に面倒なことになるか回復不能になります。)
Vistaで実行する際はUACを無効にしておいてください。
TPM機能が強化されたため、7ではブート専用のパーティションとシステムパーティション(Cドライブ)に分けるようになっています(従来のように1つのパーティションしか存在しない場合もある。)
NTREGOPTを実行するときは管理コンソールの「ディスクの管理」などでドライブ文字を割り当てる必要があります。
このあたりはFAQに書いてあるので一度読んでおくこと。


○10/05/24 不十分な記述の修正とWin7についての情報を少し追加


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