Image: No.1 In Heaven (Sparks / 1979) [Synth-pop, Disco]

スパークスの「No.1 In Heaven」をiTunesで

Sparksというグループは知らなかったが、iTunesのThe Flirtsベストアルバムでのおすすめでこのアルバムを知った。

1979年リリース。アルバム1曲目『Tryouts for the Human Race』冒頭からPollard Syndrumと思しき電子ドラムの音(Yellow Magic Orchestra『中国女』の冒頭でも使われている)を打ち鳴らし、アナログシンセらしき厚みのある音をびょーんとスローペースに鳴らして70年代の電子音楽らしさがあると思いきや、4つ打ちディスコビートを刻むバスドラとシーケンサーによる高速シンセベースが走り出し、ロックでノリノリなメロディを創り上げる。上の動画には含まれていない、後半部分の人間界離れしたメロディも必聴。とても1979年に作られたものとは思えないが、かといって現代にもこんな音楽はなかなか存在し得ない。さすが「天国でNo.1」と言うだけのことある。

シンセ全開ながら歌詞も音楽も異質さがあるが、今まで経験したことのない新しい快感を味わった。

Youtubeでの音源に比べると、iTunesの配信分はマスタリングによって楽器の音が前面に出てきている印象。デジタル収録並の心地よい聞こえ方に概ね満足しているが、『Academy Award Performance』では一部分で低音が強すぎるため、不快に感じるかもしれない。いやしかし、しばらくはこれにハマりそうだ。


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