Image: Windows 10 Technical Preview build:9926日本語版を導入

昨日あたりに、ついにWindows 10の1月版ベータビルドが日本語を含むより多くの言語に対応して公開されました。日本語版が出たら使い込もうと思っていたので、さっそくWin10TPを実機に突っ込んでみました。

新ビルドの変更点

January build now available to the Windows Insider Program
http://blogs.windows.com/bloggingwindows/2015/01/23/january-build-now-available-to-the-windows-insider-program/
Project Spartan and the Windows 10 January Preview Build - IEBlog - Site Home - MSDN Blogs
http://blogs.msdn.com/b/ie/archive/2015/01/22/project-spartan-and-the-windows-10-january-preview-build.aspx

USBメモリからWindowsをインストール

Windows InsiderのサイトからISOファイルをダウンロードします。

Home page - Windows Insider Program
https://insider.windows.com/

BIOSでブートする場合はこのISOイメージをRufusなどのブータブルイメージ書き込みソフトでUSBメモリに書き込みます。UEFIでブートする場合はISOイメージ内のファイルをUSBにそっくりコピーするだけでOKかと思います。

Rufus - Create bootable USB drives the easy way
http://rufus.akeo.ie/

Image: Make bootable image using Rufus

Windowsセットアップ

セットアップ画面はWindows 8とほとんど同じです。

Image: Setup Windows

Windows 7が入っているドライブに上書きインストールしてみました(アップグレードではない)。ユーザーファイルは既にバックアップしてありますが、万が一のためデータだけ残していました。でもこれでさよなら!もしバックアップを取ってないデータがあっても知らん。(大丈夫なはず。たぶん…)

Image: Windowsセットアップ

上書きインストールの場合、もとあったWindowsフォルダーはWindows.oldフォルダーになります。Program FilesフォルダーやUsersフォルダーの中身は全て削除されます。その他のルートディレクトリにあるファイル・フォルダーは削除されずに残ります。64ビット版Windowsがインストールされていたところに32ビット版Windowsをインストールすると、Program File (x86)フォルダーは削除されずに残ります。

初期設定もWin8と同様です。ストアアプリのインストールで少し時間が掛かるのがだるいですねー。

Image: Windows初期設定

Windows XPとのデュアルブートを組むと起動時にこんな画面が表示されます。「以前のバージョンのWindows」を選択するとNTLDRに制御が移ります。XPとデュアルブートを組める保証はなかったのでこれは賭けだったのですが、ちゃんと自動で認識・設定されてよかったです。

Image: オペレーティングシステムの選択

ハードウェアの認識状況

現在のメイン自作機を使いました。メモリがやや少ないですが、それ以外は3年前のミドルハイエンドなスペックです。

  • Intel Core i3-2100 3.1GHz
  • ASUS P8P67 rev.3.1
  • DDR3-1333 2GB
  • Intel SSD 330 120GB
  • AMD Radeon HD7850 2GB
  • IO DATA ETX-PCI 100Mbps LAN(Realtek RTL8139)
  • Creative Sound Blaster Audigy 2 ZS Digital Audio

Radeon以外のドライバーは自動で認識されました。RadeonのドライバーはWindows 8.1用のCatalyst 14.12(Omega)が問題なくインストールできました。

Image: デバイスマネージャー

SB Audigy 2 ZSはさすがに古いから対応していないだろうと思っていましたが、標準で認識されました。ただ、ファイルの日付がちょっと古い。そこで試しにWindows 7用のドライバー(2010年のもの)を入れてみたところ、”DRIVER_OVERRAN_STACK_BUFFER”のブルースクリーンが出てWindowsが起動しなくなりました。(手動でレジストリからドライバを削除して何とか復旧。)ゲームポート(PCI出力デバイス)が認識されないのはVistaからのことなので無視。→ドライバーの自動インストールを無効に設定しておかないと、Windows Updateで勝手にドライバーがインストールされて同様の症状でフリーズします。

Image: デバイスマネージャー SB Audigy 2 ZS WDM

ディスクのクリーンアップでWindows.oldを削除。ここまでの作業を終えて、ディスクの使用量は14.5GB。64ビット版Windowsではどれくらいになるのか気になりますね。

Image: ドライブのプロパティ

周辺機器の認識状況

  • Logicool G300 USBマウス - ゲーミングマウスソフトウェア(Windows 8用)でインストール・動作を確認。
  • Majestouch 2 USBキーボード - 標準ドライバーで動作を確認。
  • pci PSX-CV01 USB-PSゲームパッドコンバータ - Windows 7用ドライバーでインストール・動作を確認。
  • izo iHA-21EX USBヘッドホンアンプ - Windows 8用ドライバー(V.1.61)でインストール・動作を確認。

気になった点

  • 内蔵HDDにドライブ文字が自動で割り当てられなかったこと
  • ウィンドウの位置・サイズと外観が一致していない。ウィンドウ画面をキャプチャーするソフトウェアを使うと、ウィンドウより一回り大きい範囲がキャプチャされる。
  • 画像や音楽ファイルを開くと標準設定ではストアアプリのフォトやXbox Musicが開く。フォトではマウスホイールのスクロールでファイル切り替えになり、拡大縮小ができないのが不便。XBox Musicではサインインをするようにメッセージが表示され、サインインするとライセンス条項への同意を求められる。この挙動にも少し抵抗を覚える。(従来のWindowsフォトギャラリー・Windows Media Playerで開くこともできる。)

ゲームの互換性について。DirectX 7以前の一部のゲームは動作しますが、ソフトウェアエミュレーションのためか、描画が非常に重くなります。一見軽そうな2Dのゲームでもまともにプレイできるレベルにありません。DirectX 8以降のゲームはスムーズに動きます。

Image: exceed 2nd vampire

DOSとの互換性について。Vista/7/8と同様、英語環境のみの限定的なサポートです。

XPの時に比べてウィンドウのサイズ変更や移動などインターフェイスの表示がぬるぬる動きます。この点は好感が持てます。

まだ把握していない部分がたくさんあるので、しばらくの間はこれをメインで使いながらいろいろ触っていきたいと思っています。


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