基板写真館:ASUS A8N-SLI Deluxe

Asustek A8N-SLI Deluxe Socket939 マザーボード(2005年発売)の基板写真です。

ボード 表

Image: A8N-SLI Deluxe 表

当時のASUSのメインストリームモデル。上位モデルのA8N-SLi Premiumはチップセットクーラーがヒートパイプ+ヒートシンクになっていて、下位モデルのA8N-SLIはSATA(赤)端子や1394ポートなどのインターフェイスが省略されている違いがあります。この頃のMBの特徴として、スロット・端子の色がカラフルに着色されています。また、インターフェイスが充実したことで部品点数が多くなったためごちゃごちゃしています。インターフェイスがパラレルからシリアルに切り替わる過渡期ですね。もっと後の2009年頃になるとメーカーやシリーズごとに色・デザインが特徴付けられて、外観がよりデザイン性を高めたものになっていきます。CPUの電源供給フェーズに大きめのヒートシンクが付くようになったのもこの頃からでしょうか。

2003年頃、多くのマザーボードに搭載されていた中国メーカー製のコンデンサーが設計不良だったことにより破裂するなどの故障報告が相次ぎました。私もGigabyteのマザーボードが使用中に煙を上げて壊れるという経験をしました。ASUSのマザーボードは既に信頼のブランドとして定着していましたが、この問題に当てはまらなかったことで、改めて信頼性が高いメーカーとして認知されていきました。

NVIDIA nForce4 SLI チップセット

Image: nForce4 SLI

Athlon 64はCPUにメモリコントローラーが統合されているため、チップセットはサウスブリッジのように配線がスッキリしています。ところが、これが爆熱チップセットといわれるくらい熱を出して、また冷却ファンが小口径で回転数が5000rpmくらいになるので騒音が大きい。これを巨大ヒートシンクで静音冷却する改造がかなり有効でした。