基板写真館:Leadtek WinFast PX7600GT TDH
Leadtek WinFast PX7600GT TDH PCI-Express用グラフィックボード(2006年発売)の基板写真です。
自作PCを最近始めた人はLeadtekという名前を知らないかもしれませんが、一時期(GeForce 6~8シリーズの頃)はASUSやGIGABYTEと肩を並べるブランド力を持っていたメーカーです。2015年現在も新製品を出していますが、かつての存在感は残っていません。一応Win3.1時代からずっとグラボを手がけており、現存するグラボメーカーでは最古参の部類に入ります。
ボード表
インターフェイスはPCI Express 1.1 x16、VRAMは256MB、GPUはNVIDIA GeForce 7600GT。PCI-Express 6ピン補助電源の端子を実装する空きパターンがありますが、使われていません。左上のカードエッジ端子にはSLIブリッジを接続します。出力はDVI-Iが2系統とコンポーネント出力のVideo端子。当時としては画期的な大口径のファンを採用し、また負荷や温度によってファンの回転数を制御しているのか、競合製品に比べて静音性が優れていました(ただし電源オン直後がうるさい)。ヒートシンクのデザインも美しいのですが、配線パターンが白みがかった緑色なのが独特で、私のお気に入りです。