Cover artCover art
Title:神威
Title (roman):Kamui
Release date:1999-12
Developer:SITERSKAIN
Supported OS:Windows 95. 98. Me. 2000.
Offline media:CD-ROM
Download URL:https://store.steampowered.com/app/283820/_/

同人STGとして初期の名作。後にMSD-JAPANを通して商業ルートでも発売され、100円ショップ『ダイソー』では2面までを収録した体験版相当の『神威Light』が発売された。

制作者インタビュー(同人ゲームマニアックスVol.1、㈱キルタイムコミュニケーション、2001年発行、63頁より)

同人でSTGを発表しようと思ったきっかけは何でしょうか?
開発初期の頃、Windows上にゲームセンターレベルのSTGが存在していなかったので、ならば自分の手で作ろうと思ったのがきっかけです。もちろんそう思った理由はSTGが死ぬほど好きだからこそですが。
開発期間は?
3年です。オープニング、エンディングのCG以外の全てを1人で製作したため、これだけの時間が掛かってしまいました。大変でしたが、売り物にする以上ユーザーが納得するものをと思って時間の許す限り作り込みました。
『神威』が目指したものは?
テーマとして掲げたものは複数ありますが、過去に作られてきた数々のSTGを自分なりに研究、解釈した1つの結果となる作品を作りたかったということがあります。正直なところ、近年の市販STGの方向性には大きな疑問を持っており、ただでさえ少ないSTGファンを一層突き放していると感じています。そんな中、コアなファンはもちろん、STGにちょっと興味があるといった人を魅了できるような作品を目指しました。
苦労された点は何でしょう?
やはりゲームとして面白くすることが大変でしたね。ゲームの根幹にあるロックオンシステム自体は既存作品から来たアイデアですが、このシステムを新たな方向へ進化させて独自の面白さを持たせることが重要でした。完成版の形に落ちつくまでかなりの案がボツになりましたね。
同人レベルを超えた盛り上がりを見せましたが、この反応をどう思われますか?
一般流通ルートに乗ったのは非常に運が良かったと思ってます。ただ、一般ユーザーの意見は同人という世界を知っているユーザーと比べると格段に厳しいものが多かったですね。既存ゲームの持つ要素を自分なりにうまく取り込んだつもりだったんですが、その辺りを問答無用でオリジナリティーの欠落と非難されたりして正直凹んだりもしました。しかしそれを踏まえた上でも多くの方から高い評価を得られたのは非常に嬉しかったです。