最近、我が事業所のIT環境は「セキュアFAT」の方向へ進んでいる。CrowdStrikeという、おそらく一般消費者には馴染みのないだろうセキュリティソフトを入れ、共同作業に使用していたイントラネット上のNASを全廃してクラウドストレージサービスへ移行した。

セキュアFATという用語を私が知ったのはついさっきのことだ。FAT? File Allocation Tableの略か?と思っていた。IT技術者であれば「シン・クライアント」という用語は知っていると思うが、それに対抗する概念という経緯から、シン (thin = 薄い、やせている) の反対語であるファット (fat) を繋げた secure fat client からなる和製英語らしい。“FAT"が何かのアクロニム(頭文字語)かと思いきや、そういうわけではない。

これはエンドポイントの管理を強化する上で仕方ないことだというのは分かる。しかし、挙動の何もかもにラグがあるのだ。ブラウザとExcelを切り替えるときのラグは比較的マシな方で、Outlookの画面切り替えやエクスプローラーでファイルを操作したときのレスポンスの遅さには本当にイライラする。この2つのアプリのレスポンスが遅くてWindowsによって自動でアプリの再起動が掛かることは日常茶飯事である。これが本当にCore i5と16GBのメモリーで動いているマシンなのだろうか。

まだ20年前のWindows XP機の方がキビキビ動いていたんじゃないだろうか。PCのラグを感じなくなる日はまだ遠い。


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