140329 Windows 7 DSP版 海賊版をつかむ
Windows 7 Home Premium SP1 DSP版 非正規コピー品(海賊版)の実物を見る機会があった。正規品と同じようにプラスチックケースに簡単なマニュアルとビラ1枚(はじめにお読み下さい)、ディスク1枚が入れられ、プラスチックパッケージの外にCoAシールが貼られていて、ぱっと見たところはそれっぽい。しかしよく見れば明らかに偽物であるとわかる。
海賊版Windows 7 DSP版の特徴
- 「はじめにお読み下さい」の赤色の印刷が鮮やかな赤色ではなく少し黒っぽい。
- マニュアルのカラーで印刷された文字の輪郭が少しぼやけている。
- マニュアルの色合いに違和感を感じる。
- ディスクレーベルの印字がにじみ・ぼやけている。
- ディスク内周のホログラムがディスク表面に貼られているように見える。(本物はディスク埋め込み)
- ディスク内周・外周のホログラムにある矢印の位置が一致しない。または矢印がない。
- ディスク裏面をみると、データ書込済みと未書込の境目がはっきりしている。(DVD-ROMではなくDVD-Rが使われている。)
- CoAシールの背景の網目が紙幣のように凹凸・ざらつくようになっていない。
- CoAシール左側の縦に入っているラインが緑色または赤色に反射しない。
私が見かけた偽物は、プラスチックケースを開けるとまず「はじめにお読み下さい」のビラの印刷が明らかに赤黒くなっていた。ディスク外周にはホログラムがなく、ディスク内周のホログラムは表側の表面に貼られているようだった。ホログラムを剥がすことはできなかったが、ふちがボロボロになっていていかにもコピー品ぽいと思った。ラベルの印字は昔流行したDELLの偽Windowsインストールディスクのような感じ。ディスクは明らかにDVD-R。CoAシールは縦のラインだけはちゃんと組み込んであるようだったが、ただの印刷で反射せず、シールもただの印刷でざらつき・凹凸がない。
Windows 7海賊版は少なくとも数種類のバリエーションが存在し、必ずしも上記全ての項目が当てはまるとは限らない。