140815 Core i5-4460 + ASUS B85M-Kにアップグレードする

今日は実家に寄る機会があったので、メインPCのCPUをCore i5-4460、マザーボードをASUS B85M-Kにアップグレードした。理由は7月31日に投稿した記事の通り、マザーボードに不具合があることと動画ファイルのエンコードに時間が掛かることからCPUのパワー不足を感じていた。

CPUは4コアのCore i5で一番安いi5-4460を選択。マザーボードはLGA1150ソケットでとにかく安いものを探して、ASUS B85M-Kが5000円を切っていたのでこれを選んだ。パーツ選定後に知ったのだが、Haswell Refreshは同じLGA1150マザーボードでもBIOSが対応していないと動かないらしい。B85M-Kは海外では去年から販売されていたが、日本国内では今年6月の発売。生産ロットの時期からして新しいBIOSが載っているんじゃないかということを祈って、Haswell Refreshに対応していることに賭けて購入を決めた。7月末に購入してからずっとやきもきし、今日ようやく実家に戻って来られたのでパーツをテストした。

さすが最安モデルなだけあってパーツ一つ一つを見れば質素な感じがするのだが、黄色が強調されているためかパッと見たところではさほど寂しい印象はない。内部拡張性はPCI-Expressが3スロット、USB2.0内部ピンヘッダーが2x2つ、USB3.0内部ピンヘッダーが1つ、SATA6Gx4、SATA3Gx2というように、十分なものになっている。一方でI/Oパネルはディスプレイ出力がDVIとVGA、USB3.0x2、USB2.0x2、LAN、アナログ音声x3、PS/2キーボード/マウス端子というように、廉価モデルという感じだ。付属するマニュアルは英語のみで、ASUSのサポートページには日本語のPDFマニュアルがあったと思う。箱にはIntel 8 Series Chipset C2 steppingのシールが貼られていた。

さっそくCPUをセットして動かしてみる。画面が映った。BIOSのリビジョンは0603と表示されている。メーカーのサポートページを見るとi5-4460は0603から対応しているとのこと。最新BIOSではないが、ちょうど(ぎりぎり?)Haswell Refreshに対応していたと言うことでひと安心。

UEFI BIOS設定画面のデザインが青を基調とした色に変わって、新しいマザーボードを使っているという実感がわいてくる。設定画面の構成・内容は以前とあまり変わっていない。

前PC(Core i3-2100,i5-3550)との比較。

まず、ソフトウェアの起動やウェブページの読み込みなど、全体的な動作がよりきびきび動くようになった。動画エンコード(H.264/720p、30分ドキュメンタリー)では、i3-2100は1時間40分(15fps)かかっていたものが、i5-4770では15分(90fps)で済むようになった(i5-3550では20分ほど)。消費電力はi3-2100+Radeon 7850でアイドル時58W負荷時160W、i5-3550+CPU内蔵GPUでアイドル時39W負荷時70W、i5-4460+CPU内蔵GPUでアイドル時32W負荷時115W。i3-2100からi5-4460への変更でアイドル時は58-32=26Wの電力を削減したことになる。24時間365日の電力量に換算すれば227.76kWhで、中部電力従量電灯Bの1段料金(20.68円/kWh)で計算すると年間4710円の節約。これはかなり大きい。

性能差や電力消費量でアップグレードの恩恵を受けることができた一方で、問題も発生した。USB2.0ヘッドホンアンプ iHA-21EXをUSB2.0ポートに接続したところ、音声を再生するとデバイスが切断され認識できなくなる症状が起きた。デバイスマネージャーで見るとUSB2.0ポートに接続したデバイスもXHCI(USB3.0ホストコントローラー)にぶら下がっているので、これがUSB3.0に対応していないUSB2.0機器と相性問題を起こしているものと予想。UEFI BIOSの設定画面でIntel XHCIをDisable(無効)にしたところ、問題は解決した(代わりにUSB3.0は使えなくなる)。時間があるときにUSBアンプのメーカーサポートに問い合わせるつもり。

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