141031 WiMAX(初代)の実効回線速度@名古屋 JPerf2.0.2にて計測
最近WiMAXの回線速度を測っていなかったので改めて測ってみた。
つい先日、auとUQ WiMAXは2015年春にWiMAX2+の通信速度を110Mbpsから220に高速化することを発表した。一方でWiMAX(初代)については利用できる電波帯のが3分の1になり、40Mbpsから13.3Mbpsに低下することに。WiMAXをモバイル環境の主回線にしている私にとっては迷惑極まりない話だ。通信速度アップとかどうでもいいから、まずは1GB/7GB制限を撤廃するか、制限時の通信速度を緩和しろ。
その話はさておき、最近回線速度を測っていなかったので改めて測ってみた。回線速度測定サイトはあんまり当てにならないので、光回線に繋がっている実家のPCをサーバーにして通信速度を測定した。使ったソフトはiperfのJAVA版、jPerf 2.0.2。
使用環境
プロバイダーはNifty。WiMAX子機はUroad-Aero。所在地は名古屋市。電波強度は3(やや強い)。LAN接続はPCとURoad-AeroStationを有線LANケーブルで直接接続。サーバーは100M光回線(フレッツ光、OCN)で実効速度は最大60Mbpsくらい。
jPerfを使い、WiMAX側から見て上りはTCP、下りはUDP(20Mbps)で計測。ちなみにWiMAXの公称速度は下り最大40Mbps/上り最大15.4Mbps。
下り回線速度
朝 (7時)
平均10.7Mbps(1.3MB/s)。私がこれまで観測してきた経験では12Mbps(1.5MB/s)くらいがWiMAXの最大速度。
他のサイトの情報を見ていても、WiMAXの実効最大速度は約13Mbpsという見方で合っているよう。
- 最新モバイルWi-Fiルータ実効速度比較調査 主要6都市の人気おでかけスポット45箇所で各通信サービス別に実測 最速地点最多はWiMAX - 株式会社イード
- http://www.iid.co.jp/news/detail/2014/0626.html
夜の混雑時 (21時)
21時~22時台は国内のインターネットがもっとも混雑する時間帯。このときWiMAXの実効速度は平均6.3Mbps(0.8MB/s)ほど。朝に比べてグラフの振れが明らかに違う。
同時刻のAkamai Web Traffic Monitor。
上り回線速度
上り速度は時間帯を問わず3Mbps(370KB/s)くらい。下り・上りともに公称速度の3分の1が限界か。
pingの応答時間
pingの応答時間も計ってみた。23時台に計測。
- 国内某ホスティングサーバー宛て
- 最小 = 88ms、最大 = 131ms、平均 = 107ms
- 実家(光回線)ルーター宛て
- 最小 = 97ms、最大 = 153ms、平均 = 121ms
- 海外WWWサーバー(wikipedia.org)宛て
- 最小 = 170ms、最大 = 243ms、平均 = 198ms
- 海外WWWサーバー(yahoo.com)宛て
- 最小 = 223ms、最大 = 262ms、平均 = 247ms