MS-DOS,Windows OS別対応コマンド一覧
MS-DOS 3.3, 5.0, Windows 98のcommand.com、2000, XP, Vista, 7のcmd.exeが対応している内部および外部コマンドの一部をまとめてみた(あくまでコマンド一覧なので、各コマンドの解説は他のサイトを参照。)
HELPコマンドで表示されるコマンドを中心にまとめたので、基本的なコマンドはすべてこの一覧にあると思うが、Windows 95, 98はHELPコマンドがなく資料も少ないので、いくつか不十分なところがあるかも。
Windows Vistaと7ではHELPで出力されるコマンドは同じ。
注1: 表のOSはすべてPC/AT互換機版で、IBM DOSや各PCメーカー固有の追加コマンドは含んでいない。
注2: MS-IMEなどのFEP関連のコマンドは抜いたつもり。
注3: 同じコマンドを持っていても仕様が異なることがある。
(例:dirコマンドでサポートするスイッチは、Win98では/4 /A /B /L /O /P /S /V /W
WinXPでは/4 /A /B /C /D /L /N /O /P /Q /S /W /X)
○=実行可 ×=実行不可もしくは存在しても本来の機能を持っていない
Windows Vista以降ではDOSアプリ(16ビットアプリケーション)を実行すると強制的に英語環境になる。
英語環境では日本語のメッセージが文字化けするので日本語のDOSアプリは実用できない。
→ XPモードで16ビットアプリケーションを利用する [Win7]
Windows VistaではDOSアプリ終了後も英語環境のまま。Windows 7ではDOSアプリ終了後に日本語環境に戻る。しかしどちらにせよ、日本語のDOSアプリは文字化けして使い物にならない。
当然のことだがBIOSの割り込みルーチンを利用するDOSアプリ、FM TOWNS・PC-98などの独自アーキテクチャーに依存するDOSアプリはまともに動かない。
下の表はARPやTRACERT(TRACEROUTE)といったネットワーク診断の基本的なツールと上級者向けの外部コマンドである。
上級者向けコマンドについてはほとんどがGUI上で行える操作なので、一般ユーザーはよほど何らかの事情がない限りはお世話になることはないだろう。
ここにあるコマンドは、ただ単純にSYSTEM32フォルダからコマンドプロンプト上で実行するものをVistaを中心として表にしただけなので、環境によっては存在しないコマンドもある。
-? や /? スイッチを指定して実行するとGUI上でヘルプが表示されるものは省略している。
また、Vistaで削除されたコマンドや7で追加されたコマンドは省略。下の詳細データファイルには省略せずに入れておいたのでそちらを参照。
下書き&詳細データファイル:shosai.xlsx(MS Excel 2007形式)
○更新
10/11/28 WinXP Homeを追加
10/06/10 一覧をいろいろ修正
10/06/06 作成