A8N-SLIのチップセットクーラーを交換する
AsustekのSocket939マザーボードA8N-SLI DeluxeのうるさいチップセットファソをThermalright HR-05/IFXに交換してみる。何を今さらって話よ。
A8N-SLI Deluxeは2005年にベストセラーとなったA8N-SLI Premiumの下位モデルです。
このマザーボードに搭載されているチップセットはnVIDIAのnForce 4 SLIで、性能が優れていた代わりに発熱もCPU並で、ヒートシンクだけでは冷しきれないため冷却用の4cmファンが付いていました。
このファンが結構うるさい上に回転数は調整できません。またファンが壊れやすいようで、チップセットファンが壊れたことによるマザーボードの死亡報告が数多く上がっています。
幸い私の個体ではファンは順調に回っているようでしたが、騒音が気になったので交換することにしました。
まずはファンを外します。ファンを外すにはマザーボードの裏側からツメを押し込みます。
白くてネバネバしたモノが付いているので、エタノールなどできれいに拭き取ります。コアだけをきれいにすれば十分です。
コアを取り囲むように透明なフィルムが張り付いていますが、これは電気的な絶縁のためのもので、はがさない方がいいでしょう。
クーラー付属の白い熱伝導グリスは時間が経つと固まるタイプなので、別にCPUクーラー用のグリスを持っている方はそちらを代用したほうがいいでしょう。
HR-05/IFXの固定方法はネジ止めとプッシュピンの2通りがありますが、プッシュピンで問題なくしっかり固定できました。
固定する向きはある程度自由に決められますが、律儀に横向きに固定しています。
青いスロット(PCI-Express 1.0 x16)には2スロットを占有するグラフィックカードは干渉してしまうため使えません。黒いスロットは通常はPCI-E x1での動作であるためグラフィックカードは性能を発揮できません。
このクーラーには8cmファンを取り付けるための金具が付属します。
私の場合は前後にケースファンがあるためファンは取り付けていませんが、かなり熱くなるので、気になる方は付けておいた方がいいでしょう。