Image: 海外DOSゲーム FALCON 3.0 をプレイ

DOS時代の傑作フライトシューティング FALCON 3.0 をプレイ。

先に近況報告から。ここ最近はPCいじりはあまりしていません。今年の10月に次期Radeonシリーズ(Volcanic Islands)が登場するという噂があるので、それまでは自作PCのパーツをアップグレードする予定はありません。よって自作PC関連の話題はしばらく出ないと思います。

FALCON 3.0は1991年にSpectrum Holobyte(Microprose)社から発売されたコンバットフライトシミュレータ。グラフィックこそは当時のハードウェアの制限により320x200ドット/256色と粗いものの、ゲームとしては十分遊べるものになっています。こちらから体験版をダウンロード入手できます。キー操作はこちらが参考になるでしょう。
Image: FALCON 3.0 disks

○様々な環境でプレイしてみる

FALCON 3.0を自作機や仮想マシンで走らせて再現性や快適さを比較してみました。自作機はこの前Lucky Star K7VATで組んだやつです。

チェック項目 自作機 DOSBox Virtual PC NTVDM(WinXP)
インストールの容易さ O O X
グラフィックの再現性 O O O -
処理の軽快さ O O -
操作性 O O -
サウンドの再現性 O O X

自作機 - OPムービーでカメラがF-16にズームインする場面でグラフィックがコマ送りのようになります。その他は特に問題なく。アナログ入力に対応していないジョイスティックを使っていますが、操縦は快適に行えます。サウンドカードは本物(Sound Blaster 16)を使っているため、サウンドの再現性は当然これが基準になるのですが、DOSBoxと比べると低音が強めで中音域が引っ込んでいます。

DOSBox - 総合的に再現性は非常に良いと思います。ただ、私の環境ではOPムービーだけサウンドが鳴りません。(Youtubeに上がっている動画ではサウンドが鳴っているので、DOSBoxの設定調整不足だと思います。)このゲームは設定次第ではハイスペックを要求されるので、デフォルトのクロックスピードだと処理落ちします。

Virtual PC - インストールは最もスムーズにできました。処理は重く、ホストで何かCPU負荷が掛かるとゲームがかなりカクつきます。Virtual PCがジョイスティックに対応していないので、操作性はよくありません。サウンドの再現性は悪く、効果音が鳴らないことがあります。

NTVDM(WinXP) - Windows XPのコマンドプロンプト上でゲームのプレイを試みました。FALCON 3.0の実行にはコンベンショナルメモリを最低でも602KB空けておく必要があるので、工夫が必要です(後述)。インストールプログラムが途中でハングアップするので、実機で展開済みのファイルをディレクトリごとコピー。OPムービーが流れて司令室の画面までは表示されるも、いざフライトするところでブラックアウト。残念ながらゲームはプレイできませんでした。サウンドは全く鳴りません。今回用意した環境では動作しませんでしたが、グラフィックボード・ドライバーとの相性が良ければプレイできるかもしれません。

コマンドプロンプトで実行する場合は英語モードの設定が必要です。詳細は下記リンクを参照して下さい。
英語モードでMS-DOSアプリケーションを利用する [WinXP]

○スクリーンショット



YoutubeにOPムービーが上がっていたので貼っておきます。タイトル・クレジット画面のBGMが渋くてイイ。


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