16ビットカラーのゲームは16ビットカラー表示でプレイすべき
PCゲームにおいて24ビットカラー(約1677万色)で制作されたグラフィックを16ビットカラー(65536色)で表示すると、24ビットカラーで表示する場合よりも画質が若干落ちて見える。これについては理由を説明するまでもない。
では、16ビットカラーで制作されたグラフィックを24ビットカラーで表示するとどうだろう。理屈で考えれば16ビットカラーで表示する場合と全く同じに見えるはずだが、実際には違ってくる場合がある。
記事トップの画像は8ビットカラー(256色)表示用に制作されたゲームを、左のスクリーンショットは8ビットカラー、右は16ビットカラーで表示している。このゲームでは静止画の一部に動画を重ねることで動くものを表現する。このシーンでは画面右上で鳥が舞っているのだが、16ビットカラー表示の方は静止画と動画の間に色の境界が見えてしまっている。
このゲームの場合は推奨する画面モード(8ビットカラー)に設定されていないと実行時にちゃんと警告メッセージが出る。
次は16ビットカラー用に制作されたゲーム。左は16ビットカラー、右は24ビットカラーで表示している。
16ビットカラー表示の方がグラデーションの表現が自然に見える。このゲームも同様に推奨する画面モードに設定されていないと起動時に警告メッセージが出る。
8ビットカラー
16ビットカラー
24ビットカラー
16ビットカラーと24ビットカラーでわずかに色が違う。まあ、気にしなければ気にならないことだけどね。
そういえばこの頃のPCゲームはフルスクリーンで実行するのが当たり前で、画面モードを切り替えずに窓で実行するのはどちらかと言えばイレギュラーなんだった。
9/11 B3 U730 RR