Image: 20131016 F-15 Strike Eagle III - Standard Mode Checkをプレイ

1992年にMicroProseから発売されたF-15Eフライトシミュレーター『F-15 Strike Eagle III』をプレイしてみる。

戦闘機のフライトシミュレーターはYSFLIGHTやShockWingsで遊んだことがあるくらいで、戦闘機や武装にもあまり詳しくないのだけど、FSXをプレイしていて過去の市販フライトシミュレーターにも興味を持ったことがきっかけでこのソフトを知り、入手しました。→AVIONICSの小部屋という素晴らしいサイトのおかげでこのソフトを知ることができました。感謝します。

○ 必要動作環境

  • CPU: 80386 16MHz以上のCPUを搭載するIBM100%互換機
  • メモリー: 2MBのRAMと752KBの空きEMSメモリー
  • HDD: 最低10MB以上の空き領域
  • コンベンショナルメモリ: 588KBの空き
  • グラフィック: VGAグラフィックカードとVGAモニター
  • OS: MS-DOS 5.0以降
  • FD版の場合は3.5インチ1.44MBまたは5.25インチ1.2MBタイプのフロッピードライブが必要。
  • CD-ROM版の場合はMSCDEX Ver.2.1以降とCD-ROMドライブが必要。

サウンドデバイスはビープ音、AdLib Music Synthesizer、Sound Blaster、Pro Audio Spectrum、Roland LAPC-1に対応。ジョイスティックは2軸2ボタン、3軸2ボタン、スロットル付きジョイスティック、ThrustMaster FCS、Flightstick Pro、Virtual Pilotに対応。

○ パッケージ内容

私が入手したのはCD-ROM版。FD版との違いはプログラムはアップデートパッチ(Ver.4108.03)適用済みで、イントロムービーや武装についての資料を収録しています。パッケージの付属品はほぼ同じ。ゲームをプレイするにはCDをセットしておく必要があり、ちょっと面倒。

マニュアルはPCゲームにしては分厚く、約200ページもあります。その半分ほどはF-15Eの開発経緯や武装についての解説、ドッグファイトの航法などが事細かに説明されていて、『シミュレーションゲーム』の枠を超えて『シミュレーター』のマニュアルになっています。2章(Operating Instructions)の前半だけを読めばゲームシステムは理解できるので、ゲームをプレイするに当たっていきなり全部を読む必要はありません。

パッケージ裏面。とても20年前に発売されたゲームとは思えない素晴らしいデザインは購買欲をそそられます。
Image: F-15 Strike Eagle III Box Back

マニュアルにはコックピットのゲーム画面と実機との比較写真までもが掲載されています。
Image: Picture of F-15E Front Seat Cockpit

○ 設定についての補足

設定について自分がわかりにくかった箇所を補足しておきます。ジョイスティックやサウンドデバイスの種類の設定は、F15CDディレクトリ内のSETUPを実行して「Select Installation Option」から行います。
Image: MicroProse F-15 Strike Eagle III Setup

Sidewinder 3D Proを使う場合は「Flightstick Pro」として使うといいでしょう。おすすめできませんが、PSコン(Dual Shock)を使う場合は「Two Joysticks」か「One Joystick」を選択します。ジョイスティックのキャリブレーションはゲーム上に設定画面があるのでそこで行います。Dead zoneの設定画面では[+]キー[-]キーで調整します。

○ Standard Mode Check ride に挑戦

本ゲームでは各要素のリアリティについてStandard ModeかAuthentic Modeを選択できます。この2つのモードで特に大きく違うのは対空レーダーです。Authentic ModeではShort Range、Long Range、TWS、STTを使い分ける必要がありますが、Standard Modeではレーダーの特性などを無視して全ての機体が表示されます。[Z]キー[X]キーで縮尺を切り替えます。

Standard Modeでの操縦に慣れてからAuthentic Modeに移行するといいということなので、まずはマニュアルP.71のStandard Mode Check rideに挑戦しました。

場所はどこでもいいのでキャンペーンミッションを開始します。武装はマニュアル通りのもの、AIM-9M, AIM-120A, Mk.82 500lb bombを選択しました。
RealityでDifficultyをModerate以上に設定すると離陸前の滑走路上から始まり、Easyにすると離陸後の空中から始まります。
Image: F-15 Strike Eagle III Game screen

[M]キーでMaster ModeをAA(対空モード)、AG(対地モード)、NAV(通常航行モード)に切り替えます。

機銃
Image: F-15 Strike Eagle III Game screen

空対空ミサイル
Image: F-15 Strike Eagle III Game screen

無誘導爆弾 「(c) 1988, Microsoft Corp destoyed by MK8」てどういうこと
Image: F-15 Strike Eagle III Game screen

出発地に戻るため、SキーでNext Sequence PointをHome Air Baseに切り替えます。[Shift]+[T]キーで8倍速まで高速移動ができます。
Image: F-15 Strike Eagle III Game screen

Gキーでギアダウンに切り替えるとHUDにGlide Slope Indicator(横線)とBank Steering Bar(縦線)が表示され、HSIの表示も変わります。

無事着陸。ESCキーでメニューを出してGame→End Missionでミッションを終了します。

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