191101 日立のパソコン?
会社で制御用に24時間稼働しているPCが2年目で次々に壊れたので、設置業者に入れ替えてもらったら、機種が変わっていた。
ベージュながら鋼鉄で頑丈そうな見た目だが、ケースにメーカーロゴなどの製造元表示が見当たらない。唯一、型番と製造番号らしき英数字が載っているシールが付いていたので調べてみたら、日立(のグループ会社)の産業用コンピュータだった。OEM供給を考慮した結果メーカーロゴを載せていないのだろうか。
産業用パソコンが普通のパソコンと違う点は、MicroATXケースよりコンパクトなのに鈍器になり得る頑丈なケース。主張する前面フィルター付きCPUファンと前面から交換可能なドライブベイ。フロントパネルに状態表示用の7セグLEDが付いている(写真左上の黒い部分)。が、常時消灯しているので格好良くは見えない。RAS機能によりハードやOSに異常があれば、前面のランプや接点外部出力で分かるとか。OSはWindows 10 IoT Enterpriseと、これも聞き慣れない。
日立は個人向けも法人向けも全てPCの製造を止めたものだと思っていたが、こういう形でまだ残っているとは。内部はどこのメーカーの部品を使っているのかとか色々気になるが、さすがにこれを開けるのは止めておこう。
なお、入れ替え前のPCはNECのFC98-NXだった。PC98-NXは今やマニュアルぐらいでしか表記を見ないが、FC98-NXは本体にバッジでネーム入り。いつまでこの名前を使うのだろう。