DVD『ピンク・レディー in 夜のヒットスタジオ〜フジテレビ秘蔵映像集』(2011年)
せっかくAmazon Prime会員なのに特典をあんまり活用してこなかったので、それは勿体ないということでPrime Musicで聞ける楽曲をいろいろ聞いていたら、ピンク・レディーにハマってDVDまで買ってしまった。このDVD、今でも中古も新品もほぼ同じ11,000円くらいで、7年前に発売されたものとは思えないほど高ぇ。まあでも、コストが高くても気分的に元は取れたと思っているので不満ない。
付属冊子(ブックレット)の内容は曲目と歌詞や映像のサムネイルのみで解説は無い。収録映像は割と綺麗で、1976年(42年前)からのものとは思えない。音声は1978年の途中まではモノーラルで音質が良くないが、それ以降のステレオ録音分はまあまあ。映像も音も気に触る程のノイズはほぼ無い。
ピンク・レディーの曲ではやはりベストアルバム1枚目のサウスポーあたりまでが好き。最初の『ペッパー警部』と『乾杯お嬢さん』からして、歌唱のうまさがよく分かる。デビューまでに半年のレッスンを詰んだとのことだけある。SOS、渚のシンドバッド、ウォンテッドも何回も聴きたくなる。UFOはあまりに有名すぎて聴きすぎた感がある。2枚目ではダンスミュージック風の『マンデー・モナリザ・クラブ』あたりがお気に入り。
Prime Musicで聴けるベストアルバム (GOLDEN☆BEST Complete Single Collection) の音質が良いから、曲単体だけでも十分いけるけど、DVD見てるとやっぱりダンス・振り付けあってこそのアイドル曲だなぁと思う。デュオのバランスも良い。ミーさんは透き通る声を持つかわいい系の丸顔。ケイさんは柔らかい声色でコーラスによく合っている。あごがシュッと引き締まっていて美人系な感じ。1976日本歌謡大賞新人賞候補発表の場(1976年11月2日放送)で堂々と歌と踊りを披露している姿と、垢抜けきっていない感じがいい。それから1年での成長が大きく、あっという間にスターにのし上がったことがわかる。FNS歌謡祭でのファンのかけ声がすごい。
衣装はスパンコールのショートパンツが割合的に多く、このあたりは時代の隔たりを感じる。でもカメレオン・アーミーの衣装は良かった。正月番組で振り袖を着て髪を上げているところも良い。衣装の種類が多くてピックアップしきれない。
夢の紅白大合戦、1977年1月2日放送、『SOS』。ページトップの画像は翌日放送の夜のヒットスタジオで、着物のデザインが少し違う。
夜のヒットスタジオ、1979年5月14日放送、『ピンク・タイフーン』。
直感的にいいなと思ったものを選んだのだけど、ブックレットを見直したら後付けに挿入されている写真もこの衣装だった。この曲は踊りありきだな。子ども受けは良いかもしれないが、曲自体はうーん。。。まあ、後期の方はダンスのキレが良くなっていて、振り付けも簡単にできるものだけど面白そうだから、見ている側も一緒に踊りたくなるようなエンターテインメント性があるのはわかる。
番組に同時出演している歌手の方々も最近の姿の印象があるから、DVDにチラッと映る若々しい姿に目が行ってしまう。酒場歌手の雰囲気をまとった和田アキ子、ふさふさロン毛の野口五郎と武田鉄矢に、今と変わらずかっけー布施明。出演したバラエティ番組の一部も収録されていて、当時の雰囲気を少し掴める気がする。
まだDVDを全部見切れていないけど、しばらくはパフォーマンスの映像を繰り返し見てしまうと思う。