アニメーション映画 Spider-Man: Into the Spider-Verse (2018)
世間一般で言うところのお盆休みはないけど、今日は一日休日だったのでスパイダーバースを見てた。映画を見逃した後に知って、前々から気にはなっていたのだけど、ようやく先月か今月あたりからBDの販売とレンタルが始まった。
どうもアニメとアニメーションは区別されるものらしい。アニメというのは専ら日本スタイルの手書きベースなアニメを指すもの。この作品については基本的に3D CGで作られたリアル志向のアニメーション。ニューヨークの街並みも人物も、場面によってはCGと実写の区別が一瞬つかなくなるほどリアルで質が高い。一方でコミックの表現を映画に取り入れたとあるように、吹き出しが入ったり集中線が付いたりと、まさにアメコミがそのまま動画になるとこんな表現になるという所は見どころ。
後から登場する3人のスパイダーマン?(スパイダー・ハム、ペニー・パーカー、スパイダーマン・ノア)はアニメーション世界の住人そのまんまが映画に入ってきた感じだ。特にペニーパーカーは日本のアニメタッチに描かれていて、日本で話題になった。何より、かわいい。スパイダー要素は?よくわかんない。
ほんの一瞬だけど、日本のマンガ絵風のアクションが映る場面がある。本当に一瞬なので、一時停止させないと分からないかも。見逃したところをじっくり見られるのはビデオの良いところ。
クライマックスのシーンは実写を組み合わせたら違和感が出てしまう。アニメーションだからこそ多少無理な動きも違和感を出さずに表現できる。コミックやアニメ風の手書き絵も取り入れた新旧一体の表現は見事だった。フッと笑わせる場面はたくさんあったけど、最後の最後で1967年TVアニメ版スパイダーマンに繋がるとは予想外だった。