最近、英文を書く機会が多くて、ATOK (Passport契約の最新版) で頻繁に英和辞典と和英辞典を引く。書こうと考えている文章の英語表現に躓いたとき、Google翻訳はある程度のヒントにはなるけど、たまに肯定・否定が全く逆だったりして滅茶苦茶な翻訳をすることがあるので、当てにはできない。

そんなとき、単語単位で和英辞典を引けば、その単語に相当する英語の単語とその例文が出てくるのだが、そうやって作った文章はおよそ賢い英語ではない。また、ある文が単調・単純だとして、その表現力を上げようとすると、日本語と英語では文の拡張方法が違うのだ。

例えば、英語に persevere という単語がある。これは persist (固執する、押し通す) の類語もしくは派生語で、persistは高校英語を習っていれば聞き覚えあるだろうが、persevereは少しマイナーかと思う。persevereをATOKのウィズダム英和辞典 (第3版) で引くと「○○を頑張ってやり通す、屈しない、我慢する、耐える」とある。では、逆に和英辞典からpersevereを引けるかというと、ウィズダム和英辞典 (第2版) では「がんばる」という単語の中の「頑張り通す」という項でpersevereが出てくるが、ジーニアス和英辞典 (第3版) では幾つかの単語を試しても引けなかった。なお、ウィズダム和英辞典でも「やりぬく」や「やりとげる」では persevere は出てこない。これは不十分と言わざるを得ない。

この例に留まらず、和英辞典はつくづく表現力が不十分だなと思う。こんな拙いツールに頼っている限りは、いつまで経っても英語の表現力は上がらない(日本語も流ちょうに書けない者が言えた口ではないが…)。結局の所、実際に使われている英文からどれだけ表現を吸収してくるかという線だろうが、日本で自然に英語を吸収するのはなかなか難しく、相当の労力あるいは費用を要する。

なので、私は和英辞典で単語のヒントを掴んだら、その単語の連なりをネット検索をかけて、実際に英文でどのように使われているのかを調べることにしている。そうして調べてみると、和英辞典で示された例文よりももっと賢い表現が見つかることがある。

日本語と英語では文章の構造が大きく異なるため、翻訳ソフトを作るのは大変難しいと聞く。和英辞典もまだまだ改善の余地があるだろう。そもそも一つの単語から引くという手法自体、再検討した方がいいのではないか。


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