Image: 141215 リモートデスクトップを使っていると突然シャットダウンする問題 は保留

何が問題のトリガーになっているのかわからないが、リモートデスクトップを少しだけ使う分には問題は起きていないので、Windowsのログをちゃちゃっと調べて、わかっている状況をまとめて原因の予測を立ててみる。

症状

PCパーツ構成はPCプロフィール14/10のメディアサーバー機。

リモートデスクトップをしばらく使っていて、何らかのアクションを起こした瞬間にリモート接続が切断される。その後はしばらく繋がらなくなるが、後日ふと再接続を試みると接続に成功する。それからしばらく使うとまた同様の症状が発生する。

その前後にはリモートデスクトップがソフトウェア的に繋がらなくなる不具合が発生した。141211 リモートデスクトップの不通と謎の電源断の記事を参照。

接続が切断された直後のイベントログ

Image: イベントログ システム 2014/12/12 11:00:24

「以前のシステムシャットダウン(2014/12/11 13:30:23)は予期されていませんでした。」とある。この直近のログは12:39:58になっていて、バックグラウンドでシステムが何かアクションしていた形跡は残っていない。

これまでPCの電源が落ちたものだと思っていたが、この問題が起きたとき実際のPCを見ていたわけではない。もしかすると電源はそのままでハードウェア的にフリーズしていたんじゃないだろうか。というか、このシャットダウン時刻はどうやって記録されたんだろう。RTCとは別に時刻を保存する不揮発性のメモリがあるのだろうか?

信頼性モニターを見てみる

Image: 信頼性モニター 2014/12/15

12/10にはDipAwayMode.exeというアプリケーションにエラーが発生している。これはASUSマザーボードのユーティリティ「ASUS AI SUITE3」関連のコンポーネントだ。もちろんすぐに疑いにかかった。その日のうちにこれをアンインストールしてさらに関連サービス「ASUS Com Service」「ASUS System Control Service」「AsusFanControlService」を無効にした。それでも今回の問題は解決しなかった。

PCが自動復旧する原因も不明

12/6まで何のイベントも記録されていないが、この間はずっと不通だった。なぜ12/7に復旧したのかは不明。その後も、予期しないシャットダウンが発生した翌日には復旧しているが、こちらも原因は不明。Wake on LANは有効にしてあるが、Magic Packetはルーターを通さないのでこちらから何かしたわけではない。復旧時刻は平日の真っ昼間の時もあれば深夜の時もあり、規則性がないかと思いきや11:00きっかりに起動しているときもあり、謎深まるばかり。

リモートデスクトップの使用を控えてから現在までの状況

1213 11:00に自動復旧してから現在まで57時間連続で稼働しているが、再起動がかかるなどの問題は起きていない。TVRockによるテレビ録画、HandBrakeによるH.264エンコード、Plexメディアサーバーによるメディアファイルのストリーミング再生のいずれも正常に動作している。

原因を推測してみる

これらの情報だけなので自信はないが、いくつか原因を推測してみる。

Intel HD Graphicsとリモートデスクトップのディスプレイドライバが相性問題を起こしている

リモートデスクトップではそれ専用のディスプレイドライバが使われているが、それがIntel HD Graphicsに何らかの影響を与えているのではないか、という推測。接続が切断される症状は画面表示の書き換えが生じている時に発生しているので、可能性は高い。ただ、それによってブルースクリーンなどのソフトウェア的エラーが起きることはあっても、ハードウェア的フリーズまたは電源断に繋がることはあり得るのだろうか。

リモートデスクトップの通信がネットワークドライバーに悪影響を与えている

リモートデスクトップ通信のエラーが蓄積して、何かの拍子にシステムシャットダウンを引き起こすという推測。ただ、それがハードウェアの障害に繋がる可能性は低いと思う。

リモートデスクトップの通信がLANアダプターに悪影響を与えている

リモートデスクトップは通信に負荷をかけるので、LANアダプターに継続的にかかっていた重負荷が不具合を起こしたという推測。例えばLANコントローラーチップが自身の発熱で障害を引き起こしているとか。チップの発熱がネットワーク通信の不調を引き起こすという話はよく聞くが、それがシステムシャットダウンに繋がることはあるのだろうか。ケースが密閉型でマザーボードは安物なので、発熱が不調の原因である可能性は否定できない。動画エンコードは問題ないのでCPUの発熱自体が原因である可能性は低い。

そもそもハードウェア(マザーボード、メモリ、電源)が故障しつつある

マザーボードの故障、メモリエラー、電源の容量不足や安定性低下などが起きているのでは、という推測。ただ、Windows Update、テレビ録画、動画エンコード、ストリーミング配信は問題ないのにリモートデスクトップはダメ、という状況を考えると、故障が原因である可能性は低い

複合的な原因によって問題が起きた

Windows 8.1の不具合、ドライバーの相性問題、ネットワークの過負荷などが重なったことによって開発者の想定外の障害が発生した。可能性はゼロどころかむしろ高い方だが、一番考えたくないケース。

今のところ原因ははっきりしない

現状、リモートデスクトップを使うのを控えてからは問題は起きていないので、このまま様子を見るしかない。本当は現地に赴いてマシンの様子を実際に見て、メモリテストや負荷テストをかけることができればいいんだけど、年末もしくは年明けしばらく後までは都合が付きそうにない。


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