191123 『名勝 天竜峡』の紅葉を見に行く
今年こそはどっかに紅葉を見に行こうと思っていたんだけど、気が付けばもう11月後半。このタイミングを逃したらもう後がないということで、具体的な場所を探し始めたのが、昨日朝の通勤電車でのこと。天竜峡まで行くかどうか夕方まで50%の気持ちだったけど、飯田線(特急 伊那路)の予約を入れて、これはもう後に引けなくなったな、と。しばらく体調の懸念があって、仕事以外で観光に行くのは相当久しぶりだったけど、何てこと無い。意外に行ける気がしてきた。
愛知県東部と長野県南部の天気予報は曇りのち晴れで、タイミングが良ければ晴れ間が見えるという予報だったけど、今日の天気は朝からよく晴れてラッキーでした。ただ、蒲郡の方で霧が出ていてJR東海道線に遅延があったという話も耳にしたので、局所的には午前中曇りだったところもあったのでしょう。
名鉄名古屋駅から名古屋本線に乗って豊橋駅でJR飯田線に乗り換え。名鉄名古屋駅からmanacaで入場したので、豊橋駅で一旦改札を出て乗車券・特急券で再入場しないといけないはず。
臨時急行の飯田線秘境駅号が停まっていて、ヘッドマークの写真を撮っている人が結構居た。私はその価値が分からなかったので、撮らずにスルー。
特急 伊那路の車内にて。座席は狭くは無いけど、さほど広くもないという印象。テーブルも小さめ。トイレが1室しか無いため、一時は10人以上並んでいた。乗る直前にトイレを済ませたのは正解だった。
見どころは左手に多い上に日光が当たらないため、右の座席を選んだのは失敗だった。でも、10時間前に予約したときは既に左窓側は埋まっていた。計画性の無さがあだになったか…
ふもとの紅葉は2割くらいで、まだまだ青い。北へ上がるにつれて紅葉の割合が増えている気がする。
本長篠駅のあたりから右手に宇蓮川が見えるようになり、右座席の数少ない見どころ。特に湯谷温泉駅を過ぎたあたりが絶景ですね。
電発の佐久間電力所。断路器に碍子が3個付いているので、275kVでしょうか。まだ原発が立つ前のこと、戦後間もなく作られた佐久間発電所は東京電力と中部電力の主要な電力源だった。
いよいよ山の中に来たという景色が続く。
天竜川は左の座席に座っていればよく見えるのですが、右側で撮れたのは天竜峡駅の直前に見えるこのショットのみ。
天竜峡駅。自動改札はないし、ホームには誰でも道からひょいっと入れる状態だけども、エントランスと窓口がちゃんと合って、飯田線の中では大きい駅ですね。
天竜峡の遊歩道は赤色で分かりやすくなっている。1周2kmでゆっくり歩いて1時間とのことだけど、多少回り道をしてもそんなものなので、2・3時間も余裕を見る必要はない。歩いている人は少なくないけど多くもなく、自分のペースで観光するにはちょうど良い。
つつじ橋という吊り橋。スチールでできていてしっかりしていそうだが、歩くと少し揺れを感じる。
つつじ橋の中央より北を望む。色つき具合はバラツキがあるか。
南にはつい先週に開通したばかりの三遠南信自動車道 天竜峡大橋が見える。もっと見やすい場所は無いかと探したけども、川から見ること以外は難しそうなので断念。
ここからあの岸壁に落ちたらまず助からないだろうな、と思いながら下を覗いていた。
この画角なら高さがまあまあ分かるか。
遊歩道で一番高所ではあるけど、写真だと葉っぱが邪魔していい絵が撮れない。平面で見るのと現地で立体的に見るのとでは、感じ方が違うんだなぁ。
リンゴ畑を見ると長野県って言う感じがする。
所々で真っ赤な紅葉があり、こちらはまさに今が見頃。
駅前の橋の下からも峡谷を間近に眺められるスポットがあるのだが、ほとんどの人は気づいているのかいないのか、スルーしていく。
こちらは遊歩道の経路には入っていないけど、お散歩マップには載っている道。天竜川最高水位の碑から北に進み、二叉を右に入っていったところ。遊歩道と違って余り整備されていないのか、葉っぱが降り積もって滑りやすくなっているので注意。進んでいくとボーボーに枯れ草で覆われていて、本当に公共の歩道なのか怪しくなってくる。
天竜峡から少し北には平野が広がっている。天竜峡は飯田の町からほんのすぐそこなんだなぁ。
この後、時間がかなり余ったので飯田市街を観光しました。それはまた後日に別記事で。