Image: 210925 BDR-208XJBKのトレイが開かない

パイオニア製BDR-208XJBKのトレイが遂に開かなくなった。2013年に購入し、保証期間が終了した年から早速トレイが開かなくなることがあったが、イジェクトをもう1回試すと開いていたので、使えるには使えた。それがだんだん2回のイジェクトでも開かなくなり、遂にイジェクトピンを使わないとトレイが出てこなくなった。

トレイのベゼルカバーに静音用でゴムパッキンが付いていて、これが粘着してきているのかと思ったが、カバーを外した状態でもイジェクトできないので、他に原因があるらしい。プーリーやカム機構に異常があるようには見えない。

この不具合はウェブで調べればすぐ同じ症状と解決方法が出てきた。どうも、スピンドルにある磁石の磁力が強すぎて、ケース上部に張り付いているクランプから離れなくなっているらしい。原因はモーターのトルクが弱くなっていることにあるのだが、それって経年劣化ですぐ悪くなるようなものだろうか。

解決方法はクランプの磁石が接触する部分にシールなどを貼って隙間を作るというものだが、試したもののどうも上手くいかない。厚みが小さいとイジェクトしないし、逆に厚いとディスクが回転しなくなる。

ひっくり返してクランプ(上部カバー)を付けた状態でカムを手で動かしてみるが、やはり磁力が強いのか、トレイが動き出すまで相当な力が要る。スピンドルが離れてしまえばトレイ自体は簡単に動くので、やはりスピンドルの磁石か機構の設計が問題としか思えない。

ここまで7年もだましだまし使えた分よかったと思うべきか。東芝のDVDドライブは15年経った今でも使えているのに。

静音性能やCD再生時の回転速度への配慮はパイオニアが抜きん出ているので、次の選定もパイオニア製から選ぶんだろうな。現行モデルは機構が改良されていると聞くが、不具合に巡り会わないことを祈る。


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