211015 防火シャッター開放用電動工具の選定
手動開放式防火シャッターの開放に使う電動工具を選定して欲しいということで、カタログ見ながら色々考えていた。他のメンバーが電動工具を扱った経験が無い人たちばかりとは言え、私だって到底職人を名乗れるほど工事経験があるわけじゃないのだけど。
防火シャッターには電動式と手動式があって、電動式はボタン1つ押せば昇降するもの。手動式は電気信号でブレーキが解放され、あとはシャッターの重みで閉鎖する。開放復旧するときは天井裏にあるモーターみたいな巻上機にハンドルを差し込んでひたすら回すのだが、1箇所開けるだけで15分くらい掛かるものを何箇所もやるのは時間的にも体力的にもキツい。
なので、電動ドライバーに市販のアタッチメントを付けて、ハンドルの所に差し込んで回す。これを使えば早くて2~3分で巻き上げられる。
ドライバーはインパクトでないものを選ぶ。トルクが大きい方が安心だが、重量が重いものだと腕が辛くなってくるので、トルクを見ながらなるべく小さいものを選ぶことになる。バッテリー電圧10.8Vだと30N・mくらいのものが多い。開放ハンドルの長さが30cmくらいだったと思うので、それに対して約100N (10kg) の力を加えられることになる。手で回してそこまで重かった記憶は無いし、十分じゃないだろうか。幅がかなり大きいシャッターだとキツいかもしれない。
チャックの径は最大10mmということで、大半のアタッチメントは取り付けられるはず。
シャッターは何箇所かあるので、作業性向上のためにバッテリーは大容量 (4.0Ah) のものを用意しておく。
前に別現場の業者が使っていた工具もこれくらいの大きさだった気がするから、これで行けると思うんだけどなぁ。