Image: クアラルンプールで2番目に高いKLタワー [KL旅行] (1 of 2)

昨年、クアラルンプールを旅行したときの記録です。メインの目当てはミッドバレー・メガモールのコンベンションで開催されたイベントでしたが、空いた時間で市内を少し観光しました。

成田からクアラルンプール国際空港 (KLIA)まで6時間半、時差はマイナス1時間で、シンガポールに近い。現地に到着したのが深夜0時前。前の海外旅行でクレカが一時的に使えなくなったトラウマがあるので、とりあえずATMで現金を引き出し。これは後で実感した教訓だけど、Apple Payなどのグローバルで使える非接触型決済があると、飲食店での支払いで役に立ちます。

KLIA隣接のホテル Sama-sama Hotel に泊まりました。KLIAの2階から直通の渡り通路があります。歩いても行けるけどそこそこ距離があるので、ホテルが用意しているバギーで行くのがおすすめ。ブリッジの手前に待機所があり、声を掛ければ無料で連れて行ってもらえる。運転は手慣れたもので、通路をすいすい進んであっという間にホテルの玄関前へ。

宿泊料は予約時に先払いしていましたが、チェックイン時に追加でデポジット(保証金)の支払いが必要でした。フロントの案内は英語。現地では看板はマレー語と英語の併記が多いので、英語が読めれば困らないが、英会話能力は日本人と同程度と思っていい。あまり難しく話しても通じないので簡潔に。

エレベーターは東芝製。デザインがおしゃれ。客室は設備が充実していて綺麗で、寝るときしか滞在しない私にはもったいない。料金もそれ相当。でも、1ヶ月前に予約した時点で空いている所が他に無かったんだもの。

Image: Sama-sama hotel Image: Sama-sama hotel

トイレは洋式なんだけど、座面の右背後にシャワーがあり、床には排水口が付いている。日本に和式トイレがあったように、東南アジアで伝統的な生活習慣に由来するのだが、調べてみると興味深い。

Image: Sama-sama hotel

別室のユニットバスでシャワーを浴びて、ベッドにようやく入れたのが午前1時半。

翌朝、ホテルのバイキングにて。辛味の味付けの料理が多い。クロワッサン以外は辛い。けど旨かった。Kopi tarik(砂糖入りカプチーノ)で中和します。

Image: Sama-sama hotel

KLIA (Terminal 1)駅からクアラルンプール中心部へ移動。窓口でKL TravelPass Return (120リンギット、3800円くらい)を買いました。ハブ駅のKL Sentralまでの往復(110リンギット分)と、KL市内のLRT、MRT、モノレールが2日間乗り放題になります。KTMは路線図には載っているけど対象外なので注意。ここで重視したのは料金が得かどうかよりも、不足の心配がいらないという安心感です。移動手段の失敗でスケジュールが崩れるのは嫌だったので。実際、料金的には市内路線を4回くらい乗れば元を取れる計算です。

Image: KL TravelPass

KLIAの駅の窓口にてクレカで買いましたが、決済端末が別置きで、出てきたレシートもビラビラに長くて、処理に時間が掛かった。来たときはガラガラだったのに、待っている間に周りに5人くらい人だかりができました。

KL Sentral駅。日曜朝9時で、KLIA Transitは1車両に数人しか乗っていないし、駅にもビックリするほど人がいない。

Image: KL Sentral

駅のエレベーター。日本ではほとんど見ない、KONE製。1階と2階を行き来するエレベーターだけど、階表示がイギリス式で、1階が”G”、2階が”1”になる。ドア開の左隣にベルのマークが書かれた呼び出しボタンがある。見慣れないからうっかり押しそうな自分にビビる。

Image: KL Sentral

KL Sentralのモノレール乗り場へは隣接するショッピングモールを抜ける必要がありますが、そっちはかなり人がいました。でも、モノレール乗り場はやはり少なめ。自動改札に非接触カードリーダーが2つか3つかあってどれを使うか一瞬迷ったけど、他の人の様子を見ると私だけじゃない模様。

Image: KL Sentral

KL Monorail LineのKL Sentral駅。立派にホームドアが設置されていますが、まだ工事中で機能していない。

Image: KL Sentral

モノレールの車内。手すりやつり革の形が面白い。

Image: KL Monorail Line

モノレール車内から、Sri Kandaswamy Templeの裏側。ヒンズー教の寺院。辺りの景色は、近代的な高層ビルやイスラム調の建築から、手抜き工事してそうな高層マンションまで多彩。綺麗なビルなのに窓に後付けで室外機が雑に付いていたことが印象に残ってる。

Image: KL Monorail Line

Raja Chulan駅を降りたところ。公共交通機関と徒歩がしっかり整備されている日本と違い、マレーシアの歩道は基本、駐車場からの近距離移動か、公道と私有地を隔てるためのスペースといった感じ。特に大通りをまたぐなら、横断歩道がどこにあるか事前に調べたほうがいいです(Googleマップのルート案内はあてにならない)。

Image: Raja Chulan Image: Raja Chulan

世界で7番目に高い、高さ421mの電波塔、KLタワーへ。駐車場の入口には定期的に頂上まで往復するシャトルバスが来ると書いてありましたが、実際は20分くらい待って8人乗りくらいのワゴンが来て、すぐに一杯になって、という感じでした。結局、歩いて行きました。神社の数百段ある階段上りに比べたらそこまで大したことないけど、歩道はあまり優遇された作りじゃないので、タクシーで行くのが正解なんだろうな。

チケットのおすすめはSky Deck + Sky Box(71リンギット、2300円くらい)で、展望塔にある2箇所のSky Boxという宙づりにされたガラス張りの部屋で、順番待ちで写真を撮れる。私は20分待ちだったけど、混むときは1時間以上かかるとか。

Image: KL tower Image: KL tower

エレベーターはオーチス製だった。階数表示はどういうパターンか謎。

最初にカメラマンがポーズを指定して写真を撮る時間があって、その後はチケット1人あたり100秒間、Sky Boxを占有して自由に写真を撮れる。基本的にはセルフだが、カメラマンに頼んでマイカメラを渡せば撮ってくれる。カメラマンがポーズ指定して撮った写真は、後でタッチ端末から3枚写真を選択してアルバムとして買えるのだが、余裕でもう1回タワーに登れるくらいの値段だったと思う。私が見ていた中ではみんな断ってスルーしていた。KLタワーの南にはもっと高いタワー Merdeka 118 が建設中。

Image: KL tower

KLタワーのふもと。タワーを見上げるための広場があります。

Image: KL tower

Tower Walk 100という、フェンスがない足場をハーネスとヘルメットだけ付けて歩くツアーがあって、下から見ててなかなか楽しそうな感じだった。私は仕事でもっとスリルある環境にいたことがあるので、まあやらなくていいかと思ったけど。

Image: KL tower

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