Image: 230701 ロサンゼルス・カウンティ美術館 [LA旅行]

Anime Expoへ行った前日にカウンティ美術館 (LACMA) へ行ってきた。

ホテル近くのバス停から市バス (Metro Bus) で20分程度だったのでこれを使った。バスは前払い1.75米ドルで、TAPカードがあればSuicaのようにチャージして地下鉄やバスを乗り回せる。

Image: LACMA

TAPカードは地下鉄の駅などで買える。システムの言語は英語とスペイン語のみ。操作しているとWindows 98の効果音がするのだが、実際反応がのろくて、チャージのつもりがもう1枚買ってしまうわ、クレカのスワイプにも失敗するわで(手持ち2枚とも使用不可になり、結局現金で購入)、こいつには良い思い出がない。

Image: LACMA

現在、地下鉄 Purple Line (D Line) が西へ延伸工事中で、2024年にLACMAの最寄り駅となるWilshire/Fairfax Stationが完成予定。LACMA自体が新館を建設中でこれも同時期に完成予定なので、LACMA目当てで観光に行くなら時期をもう少し待った方が良いのかも。

Image: LACMA

映えスポットとして有名な Urban Light。背後のクレーンは新館の建設中。

Image: LACMA

3階建ての建物と別館を2~3時間掛けて全部見たけど、コンピューターオタクとして気になった展示物はこれ。

News / Hans Haacke

Image: LACMA

ニュースサイトからRSSで配信されているニュース文が24ドットインパクトプリンター (Oki Microline 490) でジジジジと音を立てながらロール紙に延々と打ち出されている。日付を見ると、昨夜のニュースみたいだ。

Image: LACMA

Simulated Color Mosaic / Hiroshi Kawano

コンピューター HITAC 2020のFORTRANで打ち出したものを色鉛筆で色塗りしている。日本の哲学者である川野洋の作。

Image: LACMA

Computer House of Cards / Charles Eames, Ray Eames (for IBM)

1970年の大阪万博IBM館で配布されていたというカード。カードに6か所切り込みがあり、それを自由にはめ合わせることで立体的に組み上がる。使われている写真がコンピューター部品の接写で、マニアにはたまらない。ebayでは中古が3万円以上で売られている。

Image: LACMA

全然流れが変わるんだけど、1階で子どもから大人まで注目を集めていたのがこれ。都市を模した超大型の模型の中を電車や大量の車が延々と走っている。途中で1台くらい外に飛び出しそうなものだけど、そういうこともなく次々に走って行くように作り込まれているのはすごい。

Image: LACMA

他に色々見て印象に残っているのは、アメリカならではの移民の歴史ですかね。アフリカ人が黒人奴隷として扱われていた時代とか。トップの写真の向かい側壁面には横長の巨大なキャンバスに奴隷の歴史が描かれていたんだけど、そのスケールも含めてなかなか迫力だった。


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