Image: 250301 大阪市立科学館のプラネタリウム特別上演『月の石ナイト』を見る

大阪市立科学館で開催されている大阪万博にちなんだ企画展と、今日限定の夜間プラネタリウム特別上演「月の石ナイト」を見に行ってきた。

ここを訪れるのは初めてだったんだけど、まず入口のスロープで迷子になる😫大々的な案内看板がないのは大阪らしくないな😏福島の方から歩いてくる人はあまりいないのか?

Image: Osaka City Science Museum

特別上演は一般展示が閉館した後の18:30開始。昼間のうちに常設展と万博企画展を体験するとします。

Image: Osaka City Science Museum

建物は天井が高いアトリウムの真ん中をエスカレーターが貫通している。エレベーターはガラス張り。この手の建物は見栄え良くて格好はいいけども、メンテナンスの観点からいえば苦労は多そうだな。

Image: Osaka City Science Museum

この科学館に行くのは初めてなので常設展示も一通り見てみたけど、電磁気、素粒子、物質、材料、光、力学という物理、化学の一通りについて、広く興味を持ってもらえるような工夫がされているように感じた。

計算機のコーナーにはいにしえのパソコン達が展示されていた。左上から、NEC PC-9801N、Apple Macintosh 128K、iMac G3、富士通 FM NEW-7、NEC PC-8001、シャープのポケコン?、NEC PC-9801無印のシステム一式、TK-85、シャープ MZ-80Bかな。一般にはあまり受けていなかったけど、コンピューターオタクにとっては興味が引かれる展示だった。

Image: Osaka City Science Museum

材料コーナーの一つ、樹脂の歴史。ベークライトを使った電化製品が展示されている。キュービクルの操作レバーとしては現役であり、電力マンの私にとってはなじみ深い。

Image: Osaka City Science Museum

どこの科学館へ行っても、カラフルな石の展示には見入ってしまう。きれい!こんなものが天然で存在するというのがすごい!

Image: Osaka City Science Museum

大阪万博準備期間中ということで、前回の大阪万博におけるアメリカ館にちなんだ、月面探査に関する展示が行われていた。

Image: Osaka City Science Museum

50年くらい前に大阪万博で展示され、1000万人以上が見たという月の石。私もこれを見ることができたんだけども、まあ、「普通にゴツゴツした火山岩だな」という感想です。特に神秘性も何も感じませんでした。

外食で時間をつぶして、18時過ぎに再度入館。

Image: Osaka City Science Museum

まず、2019年に公開されたCNN制作のドキュメンタリー映画 “Apollo 11”(邦題は『アポロ11 完全版』)を1時間ほど視聴。アポロ11号の打ち上げ当日から地球に帰還するまでの当時の映像を、インタビューや解説などは挟まず、ただカットして編集したもの。現場音声を日本語訳した吹き替えは挿入されているが、それ以外はカウントダウンや管制センターなどの現場音声とBGMのみ。これがプラネタリウムの前方スクリーンに大々的に映された。当時の現場や米国国民の期待感と緊張感を肌で感じられる、素晴らしい映像作品だった。未だ円盤ソフト化されていないとのことだが、とてももったいない!ブルーレイで欲しくなった。

その後、はやぶさで隕石から採取した砂の成分を調べる研究をしていたという大学教授の講話が、スライドショーを交えて行われた。砂粒の形や粒に含まれている水素や酸素、二酸化炭素を調べることで、その隕石の年代や誕生場所、形成経緯が大まかに分かる。最近の採取では水や遺伝子の成分となる有機物も確認されている。これが生命の誕生の解明に繋がるのではないか(現状でいくつかの仮説はあるが、まだ当分は分からないと思われる)という話だった。

プラネタリウム設備を活用した何かが上演されるわけではなくて少し残念だったが、Apollo 11がめちゃくちゃ良かったので、それだけでも行く甲斐はあった。


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