Image: 251110 懐古より追体験のためのレトロゲーム [Vtuber]

3Dアバターで配信するVtuberは今や珍しくないけど、普通のマイクラ実況配信の開始5分で前方倒立回転してみせるVtuber(Twitch配信者でもVtuberと言うのか?)は他に知らないな。特に日本の都心居住者は自宅にモーションキャプチャできる環境を整えることの敷居が高そうだ。


前回、初代ポケモン(ゲームボーイ)のソフトはデータが消えるんじゃないかという懸念を挙げたけど、互換機の存在を完全に忘れていた。レトロフリークなら状態セーブ(メモリセーブ)を使えば、ゲームカートリッジのセーブ機能が死んでいようが、そもそも機能がなかろうが関係なく、この問題を解決できる。レトロフリークは据置タイプだけど、手元でプレイしたいならMedRetroのChromaticというものもある。こちらは状態セーブ機能を持っていないようだけど。

Image: ModRetro Chromatic White

一般に配信者は互換機よりもオリジナルのコンソールでプレイすることを好む傾向があるように見える。単に互換機を使う事へ抵抗感があるのかと思っていたが、それだけが理由ではないらしい。特にVtuberはGBAやN64以前が非リアルタイムのZ世代が多いので、当時のプレイヤーを追体験したいという思いがあるようだ。セーブ画面やマッピングの結果を紙ノートに書き込むという徹底したプレイングも見られる。この欠点は画面出力の変換が必要とかSwitch Onlineのような巻戻しが使えないという懸念もあるが、最大の問題はやはりバッテリーセーブで、スーファミ世代のゲームカートリッジはもれなくバッテリーが切れていて交換は必須らしい。

いま私が追っているレトロゲーム配信者は互換機でプレイしている。技術的なハードルを下げながらも、未だリメイクされていないゲームをプレイでき、余計な心配にリソースを割かずに済む点はいいと思う。ゲームで地味な育成が必要な部分は配信外でプレイするといった工夫が必要だけど、これはレトロゲームに限ったことじゃない。

今の私自身はそういう形態にあまり執着していない。SwitchやPS4/PS5でリメイクや移植が出ているならそちらを選ぶし、PS2で中古が安く出ていたらそっちを選ぶかもしれない。ファミコンを持っている理由はもともと8-bit Music Powerを動かすためだったことと、ファミコン実機でのプレイを体験したことがなかったからだ。10~15年前までならゲームを揃えていくことは造作もなかっただろうけど、今は色んな人が買い漁るから中古市場の相場が上がりすぎて、「3番目の趣味」のような動機で手が出せるものじゃなくなってしまった。ま、それはそれで多くの人にとっては良い時代になったものだと思うけどね。


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管理人 : Akamaki (akm)

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私はレトロコンピューティングの愛好家ですが、そのようなリグはもう収集していません。

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