Image: 260122 5550エミュ製作 [55]ディスプレイライターとの類似点

今の完成度は、IPLのエラーダンプのような画面を表示できる(色は正しくない)ところまでで、まだブートローダーにたどり着いていません。

前の記事で、IBM 5550に使われているデバイスがIBM PCと似ていることを挙げたけども、今回、IBM PCとの明確な違いを見つけた。ハードウェア割り込み (Intel 8259) の割り当てがIBM PCと全く一致しない。むしろ、ディスプレイライター (6580) と一致している。

割込番号 IBM 5550 Displaywriter PC/XT
0 ? Incoming data for printer sharing Timer
1 ? Transfer data to commo data link Keyboard
2 Fixed Disk Printer and Mag Card data transfer Reserved
3 Keyboard Keyboard incoming data Async Comm (Sec)
4 Diskette Diskette interrupt Async Comm (Pri)
5 ? Not used Fixed Disk
6 Timer Software timer Diskette
7 ? Error on commo data link Printer

6580 ディスプレイライター・システムはIBMが1980年6月(日本では1980年9月10日)に発表した欧文ワープロ。CPUに8086を使用し、専用OSで動くワープロソフトや通信機構が提供された。後にUCSD pascalやMS-DOSなどの汎用OSがサードパーティーから提供されたほか、通信端末として使うこともできた。

Image: Displaywriter
(OA情報別冊 OA繁盛記、電波新聞社、1983年より)

IBM PCとの明確な違いは割り込みだけではない。プログラマブルタイマー (Intel 8253) の入力クロックがIBM PCでは1.19318 MHz、IBM 5550では2.0 MHzと違う。

現行の86Boxにはこれらの仕様が異なるシステムを実装した前例はない。86BoxでIBM 5550のIPLが動くように改造するところから取りかかっているけども、IPLにあるBAT(Basic Assurance Test) 診断プログラムの一つ一つがことごとく引っかかる(パスしない)ので、山を越えて超えても、まだ山が先に連なっているという状況。PS/55のディスプレイ・アダプターと類似性があって、そっちのエミュ開発が先行して完了していたからまだモチベーションはあるけども、これが最初からだったらとうに諦めていた。まだ諦めてはいないが、DOSのブートすらできていない段階であり、成功する確証もない。どこまでトライしてどこで諦めるかというせめぎ合いと常に戦っている。


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