最近、86BoxプロジェクトにおいてIBM PS/2、PS/55、5550エミュレーションの改良が進められている。PS/55モデル5550-Tの省スペース・廉価モデルであるモデル5540-T、日本初のDOS/V専用ラップトップPCであるモデル5535-S、そして、同じPS/55ブランドのラップトップでありながらアーキテクチャーはマルチステーション5550であるモデル5535-Mが追加されようとしている。まさかこの期に及んで対応モデルが増えるとは、期待していなかった。マシンのアーキテクチャーの解明が進むことは喜ばしい。
残念なのは、これらのマシン(DOS/Vを除く)で動くソフトウェアが乏しいことだ。もともとオフィスコンピュータのように特定業務ソフトウェアや端末エミュレーターを動かすために使われることが多かったマシンだけに、市販ソフトウェアの流通が乏しい。Lotus 1-2-3や一太郎が移植されているはずだが、これらが中古市場に出ているところを見たことがない。まあ、日本語DOSの動作テストはBASICインタープリターである程度クリアしているので、あとは、5550でDOSじゃない方の『文書プログラム』が動くかどうかは確認したいところ。これが動くならエミュレーション精度は及第点と言える。欲を言えば、カラーやハードディスクへの対応等キリがない。