Image: 200314 VN『あまいろショコラータ』(2020年)感想

ビジュアルノベル『あまいろショコラータ』(きゃべつそふと / 2020年1月)の感想。18歳未満の方の閲覧はご遠慮下さい。

メーカー公式サイトでは既に次のタイトルが発表されていますが、まだ発売から2ヶ月経っていないのにペース速いですね。CG・作家ともに『アメイジング・グレイス』と同じ人みたいです。まあ今作が短編と言うことで、前々から本チャンの準備が同時に進んでいたのかもしれません。ここのブランドはちまっこい子を描くのが好きみたいなので、私としては乗り気がしませんが、中身を見ずに決めつけはできませんね。

今月買うソフトはもう決まってます。先月の時点で既に当たりは付けていましたが、今見ると全て予約ランキング上位に入っているので、考えることはみんな同じということでしょうか。

感想

パッケージ

箱はかぶせ片開き式。同梱品はCD-ROM 1枚、アンケートハガキ、オンラインマニュアル参照のペラ紙というように、今風のセット。定価が一般的な水準の半額となっている代わりに、ヒロインも2人となっている。

シナリオ

擬人化した犬猫(美少女に限る)ともし恋人になれたらという、青少年なら誰もが(?)夢見た話を体現した作品。

ストーリーは少しドタバタな馴れ初めを経た後は、終始いちゃラブ。獣人が暮らしやすい町を作ろうと奮闘していく物語かと思ったら、そこはあまり深く突っ込まなかった(Lump of Sugarならそういう話を作りそう)。フルプライス作品ならそこまでやるんだろうけど、今回はターゲットが違うんだろう。獣人を愛でる話が中心だ。全体的には短め。

Hシーンは長さも内容もバランスはいい。シーン数は各ヒロイン2シチュ×3シーンとおまけ1シーンで、価格相応なんかな。物足りない気が。主従関係はないのでペット扱いではないが、ヒロインの性格がこうなんで、やはり主人公が優勢になってくることに変わりない。モノローグでヒロインを動物扱いのところがあったので、魂胆が露骨に見えて減点。そこは会話台詞だけで読み手に意識させる程度がよかった。犬猫娘の絶頂する時の台詞と言えばああいう感じという予想通りもので、思わず笑った。

グラフィック

画面解像度は1280×720 (HD)。CG枚数は40枚(差分除く)+背景15枚。

CGはHシーンとも表紙絵やサンプルで見たイメージ通りで、クオリティや作風にバラツキがないのは良かった。あと背景のクオリティが高い。カフェでのカップの陳列とか床の木目とかが精細で、特に質感が丁寧に描かれている印象があった。

システム

システムはEthornell (BGI) ベース。セーブスロットは10個×8ページ、クイックセーブ・ロード10個、オートセーブ10個。セーブスロットの編集はコピー・削除可。バックログジャンプはロードした地点よりある程度前の台詞にジャンプできる。Ethornellらしい機能として、キャラクターごとに異なるテキストカラーを設定できる機能がある。(2020/03/14完了、No.72)


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