5550用MS-WINDOWSは存在したのか?
2015年2月5日執筆。おそらく「Apple IIがヒットした理由 / アップル日本市場参入のいざこざ について」の記事に続いて投入するはずだった雑多なネタ。
他、読んだ文献で気になったこと
Appleでこんな引っ張るつもりはなかったんだけど、つい熱が走ってしまいました。他に読んだ文献で気になった記事。
MICROSOFT WINDOWS マイクロコンピューターショウ’84での展示
刊号失念。Windows日本語版の最初のバージョンが発売されたのが1986年のPC-9800シリーズ版だったと思いますが、1984年には既に国内PCへの移植の検討が始まっていたんですねー。その記事ではIBMマルチステーション5550にマウスがつながっていてWINDOWSが動いている写真が載っていました。5550用のWindowsが実際に発売されたという話は聞いたことありませんが。
FACOM Mシリーズ10周年特集
日経コンピュータより。刊号失念。IBMコンパチ機の観点から見る富士通、日立の汎用機について書かれています。FACOM230の独自路線をやめてIBM互換路線に切り替えた時の決断とかIBM産業スパイ事件の話とか。こういうのを読むと日本のコンピューター産業はアメリカの背中を追い続けてきたのだとつくづく感じます。
汎用機各社のサポート体制について意見が載っていて面白かったです。メモを取っていないので以下のコメントは引用ではありませんが。
日本IBM
- アプリケーションの機能に満足
- サポート体制がしっかりしている。
- ハードの信頼性が高い
- 価格体系がわかりやすい
- 良くも悪くもサポート範囲のラインが明確に区別される。公平なサポート。
- サポートが行政的な対応で柔軟性に欠ける
- 態度が傲慢に見える
- 保守費用が割高
富士通
- 日本語処理のサポートがしっかりしている
- コストが安い
- サポートに柔軟に対応してくれる
- 営業に熱意がある
- 営業・技術員の知識不足を感じる
- 技術サポートスタッフの人数の不足
- IBMの後追いばかり
旧機種から他社製機種へのリプレースの満足度を見ていて、「X社」の評判だけ明らかに悪かったのが気になったのですが、どこのメーカーなんでしょうかねえ。