Windows 7
7の発表に際してはそれほど批判を見かけることはなかった（だが未だ 2k や XP に固執する人も多い。かくいう私も98使い。）
つい今週 Win7 を入手できたので、ぱっと見の感想を書いてみる。
○MSサイトでの製品紹介
まずMSのサイトでWin7がどのように紹介されているかというと、新機能の目玉として、
1. Windows XP Mode
2. Windows サーチ
3. Aero プレビュー
4. ウィンドウの直感的操作
5. パフォーマンス改善
とある。
とりあえず最初に言っておきたいのは、
・なんで1番目に XP Mode を持ってきたのか？ ということ。
XP Mode というのはWin7上のソフトウェア(Virtual PC)上でXPをエミュレートする機能で、パフォーマンスもかなり落ちる。
一応DirectXにも対応するが、動画やゲームなんてまともに動かない。
たとえ互換性をアピールしたいのであっても新機能の1番に持ってくるのはおかしい。
と、ここまで書いていたらこんなページを見つけました。
http://www.microsoft.com/japan/windows/possibilities/feature/w7vsvistaxp/default.aspx
新機能や変更点を知るにはこちらのページのほうがいいでしょう。
また、TechNetには新機能や機能一覧が詳しく書かれています。
http://technet.microsoft.com/ja-jp/windows/dd361745.aspx
ここに書いてあることを一部挙げれば、
・ XP向けに作られた周辺機器やアプリケーションの動作互換性をVistaより向上した（後方互換性の向上）
・ トラブルシューティングのための補助ツールの追加
・ 展開ツール（大量のPCにWindowsを効率よくインストールするためのツール）の改善
・ Windows Server 2008 との親和性（DirectAccess、BranchCache）
○新機能を実際に触ってみる
さっき挙げたページに言いたいことがほとんど書かれてしまっているので短めに紹介。
・ウィンドウの操作
先ほど紹介したページの中に書いてあるとおり、マルチウィンドウ状態での操作性が向上した模様。
少し操作を覚えればより効率を上げることができる。
・ホームグループ
LANでのファイル共有の設定を簡単にできるようにしたもの。XPのホームネットワークを簡単に構築する機能（ウィザード）をさらに簡素化した感じ。
・ USBメモリや外付けHDDにもBitLockerが使える
BitLockerはファイル・フォルダ含むドライブを丸ごと暗号化するセキュリティ機能だが、
Vistaでは内蔵HDDしか使えなかった。7ではそれが改善された。
（ただしUltimate, Enterprise edition のみ対応・・・）
・Windows Live を通して画像や動画の共有ができるようになった
やってることはGoogleの画像共有と同じ。
・ワードパッド、ペイントなどの付属ツールのデザイン変更
・設定ツールのコントロールパネルへの統合
Vistaでは一部の設定は別ウィンドウが開いたが、7ではほとんどがコントロールパネルの同じウィンドウで設定を行える。
しかしコントロールパネル内の移動が複雑になり、使いにくくなった面もある。
・WMP のDVD(MPEG-2)、AACといった動画や音声フォーマットに対応
・Vista と比べデフラグの機能が拡張された。 など。
そのほか細かいツールが使いやすくなっているのだが、そこまで見てる余裕はないので略。
Vistaと比べてもいろいろ機能が増えているので、いろんなところをクリック、右クリックしてみるといい。
ひとつ困ったのはゲームコントローラーの設定。
ボタンの押し認識確認やスティックのキャリブレーションを行うツールを開くには
1. コントロールパネル → ハードウェアとサウンド → デバイスのプリンター とたどる。
このようにゲームコントローラのデバイスが表示されているので、右クリックして「ゲームコントローラーの設定」
2. もうひとつの方法。こっちのほうが早い。
これらが正規のアクセス方法だが、ショートカットを作ってしまう方法もある。
3. 適当なところでショートカットを新規作成。
リンク先パスは 「control joy.cpl」
これにてショートカットから設定画面を直接呼び出すことができる。
4. 2.で出した「USBゲームコントローラーのセットアップ」をデスクトップにドラッグ&ドロップしてもショートカットを作成できる。