ASMedia製USB3.0コントローラーのファームウェアを更新する
オンボードのASM1042(ASMedia Technology社製USB3.0ホストコントローラー)のファームウェアをアップデートしてみる。
ASM1042のファームウェアがPC上で更新できることを最近知ったので、何が変わったのかわからないが、ファームウェアアップデートしてみる。
1. アップデート対象のチップが搭載されていることを確認する。
自作マザーボードの場合は付属のマニュアルの仕様表やブロック図などで確認する。記載が無ければ基板を目視で確認するのみ。
2. Station-driversから更新するファームウェアをダウンロードする。
3. ダウンロードしたファイルを展開する。
4. 展開したファイルをFreeDOSやDOS/VなどのDOS環境を組み込んだディスク(FD、HD、USBメモリ等)に配置する。
5. DOS環境を起動してアップデータを実行する。
アップデータではDOS/4GWが使われている。DOS/4GWはDOS/4Gの機能制限版で、同じくDOSエクステンダーであるため、他のDOSデバイスドライバと干渉する可能性が高い。
MS-DOS 6.2/VではDOSの起動時にF5キーを押すことでCONFIG.SYSの読み込みを中止できる。F5キーの操作が効かない場合は、CONFIG.SYSやAUTOEXEC.BATをリネームしてこれらのファイルが読み込まれないようにする。
DOSを起動したらコマンドラインで「u」または「u.bat 」を実行する。
C:\> 104xfwdl.exe /u 1222_0E.bin
DOS/4GW Protected Mode Run-time Version 1.97
Copyright (c) Rational Systems, Inc. 1990-1994
1 > Bus:0x06 Device:0x00 Function:0x00
SPI ROM, vendor[MXIC], device id[MX25X512x]
Current : 110322_00_02_32
Update to : 111222_0e_02_5e
(SVID:SSID = 0x174c:0x2104)
Start to update firmware...
Update Section 1 Done
Verify Section 1 OK
update successfully completed !!!
C:\>
ファームウェアの更新が済んだら、Windowsを起動してデバイスドライバーを最新のものに更新して、USBの動作を確認する。