日本語MS-Windows 3.1/ソフトウェア スクリーンショット集
IBM版日本語MS-Windows 3.1のスクリーンショット集。今回でWin3.1ネタはしばらくお休み。
各言語のWindows 3.1 スクリーンショット
- アラビア語
- http://www.betaarchive.com/forum/viewtopic.php?t=24478
- ロシア語
- http://buben-dancing.blogspot.jp/2012/05/windows-3x.html
- 韓国語
- http://moogi.new21.org/tc/773?category=7
- 中国語簡体字 (Windows 3.2)
- http://www.guokr.com/blog/74633/
中国語版はWindows 3.2ということで有名なので知っていましたが、韓国語やアラビア語があったというのは意外。
スクリーンショット
以前紹介したNEC版Windows 3.1と重複する部分は省略。
- NEC版MS-Windows 3.1のスクリーンショット集 PC98
- https://radioc.web.fc2.com/column/pc98bas/necw31ss.htm
Windows標準付属ツール
フォントの設定
Windows標準で付属する日本語フォントはMSゴシックとMS明朝のみです。HG丸ゴシックはMS-Wordに付属するリコー漢字Truetypeフォントに含まれています。
シリアルポートの設定
キーボードの設定
プリンタの設定
各国設定
MS IME for Windowsの設定
カードファイル
オブジェクトパッケージャ
たぶんWin3.1で一番使われていないツール。どういう場面でこのツールが積極的に使われるんだ?
時計
次の2つはPC DOS J7.0/Vに付属するWindows用ツールです。
DOS/V プロンプト
Windowsアンデリート
IASインターフェースかな漢字制御メニュー
IBM版Windows 3.x独自のツール。
Windows 3.1対応ソフト
そもそもWindowsとは何か。MS-Windows 2.0のマニュアルの冒頭には次のように書かれています。
MS-Windowsは、パーソナルコンピュータの基本オペレーティングシステムの機能をさらに拡張し、全く新しい操作環境を提供するソフトウェアです。具体的には次の4つの操作環境を実現しています。
- 操作が簡単
- アプリケーションが異なっても同じ操作が可能
- 複数のアプリケーションを同時に実行できる
- アプリケーション間でのデータのやり取りがスムーズ
ここまでに挙げたツールは所詮Windowsのおまけ要素であり、対応ソフトがあってこそのWindowsでしょう。ここからはWindows 3.1対応ソフトのスクリーンショットを載せておきます。
Microsoft Excel 5.0
Windows 2.x時代にはWindowsはExcel専用ソフトといわれていた程にWindowsを代表するソフト。現在もExcelを使うためだけにWindows PCを購入するユーザーはたくさんいます。
Microsoft Word 5.0
Word 5.0 Power Up KitというのはWord 5.0の機能追加パックで、TrueTypeフォントを装飾するワードアートや縦書き・横書きの混在、一太郎、Wordstarの文書コンバータなどが追加されます。
Microsoft Works 3.0
一太郎 Ver.6 for Windows
ところで、256色モードにするとウィンドウタイトルバーが水色になる場合とならない場合があって不思議に思っていたのですが、それはS3社製ディスプレイドライバー特有の設定だと最近知りました。
Adobe Photoshop LE 日本語版
Photoshop 4.0Jの廉価版。ハードとのバンドル品のみで単体販売はしていなかったと思います。
Singer Song Writer Audio for Windows
秀丸
現在も開発が続いているテキストエディタ。この時点で既に完成度が高く、VZ EditorがWindowsに移植されなかった1つの要因になりました。
WINProbe V4.0 日本語版
タスクマネージャー、メモリクリーナー、ハードウェア診断ツールが一つにまとまったユーティリティソフト。
MYST 1.0J 日本語版
当時のWindowsで発売されたゲームの中では断トツに話題になった名作。
Windows 2.x用アプリケーション
Windows 3.xではWindows 2.xのアプリケーションも使用できます。ただし互換性は完全ではないようで、リアルモード以外で実行すると起動時に警告メッセージが表示されます。Windows 3.1対応アプリケーションはWindows 9xはもちろんWindows 7(32ビット版)ですら動作するものがありますが、Windows 2.xアプリケーションはWindows 95以降では動作しません。
Windows 2.x対応ソフトにどういうものがあったのかというと、1991年発行のカタログではたくさんソフトが挙げられているのですが、それなりに名が知られているのはこの3つくらいでしょう。
- Aldus Pagemaker 3.0J
- Master Tracks Pro
- Microsoft Excel 2.1
ペイント
Windows 2.1付属ツールの1つを紹介しましょう。Windows 2.xのペイントはなんとモノクロ!!当時のPC性能(メモリサイズ)の制約によりカラーへの対応は考えられていませんでした。
最後に、各ソフトウェアの価格を載せておきます。市販ソフトの場合は定価で販売されることはほとんどないので、あまり参考になりませんが。
製品名 | 定価 |
---|---|
IBM DOS バージョン J5.0/V | ¥23,000 |
日本語Microsoft Windows V3.1 | ¥21,800 |
Microsoft Excel 5.0 | ¥58,000 |
Microsoft Word 5.0 | ¥58,000 |
Microsoft Word 5.0 Power Up Kit | ¥5,800 |
Microsoft Works 3.0 | ¥29,800 |
Singer Song Writer Audio | ¥68,000 |
秀丸 | ¥4,000 |
WINProbe V4.0 | ¥9,800 |
MYST 1.0J | ¥12,800 |
もう、これでWindows 3.xネタは出尽くしたかなー。