DS-XG(YMF7x4)系サウンドカードでMIDI再生
DS-XG(YMF7x4)系サウンドカードでMIDI再生する際の推奨設定について。手順はWindows 98を想定しています。Windows 2000/XPでも同様かと思いますが、検証していません。今どきこんな化石ハードを使っている人はそういないと思いますが。
基本的な設定
コントロールパネルからマルチメディアを開く。「オーディオ」タブの「再生」「優先するデバイス」から「DS-XG Wave Playback」を選択します。
「MIDI」タブの「MIDI出力」から「単一の機器」「DS-XG Synthesizer」を選択します。
ボリュームコントロールを開き、「Midiアウト」の音量がミュートになっていないことを確認します。Midiアウトが表示されていなければ、オプション→プロパティからMidiアウトにチェックを入れます。
アナログ出力が4チャンネル出力になっていると一部のエフェクトが適用されないので、チャンネル出力の設定を確認します。
コントロールパネルからヤマハDS-XG設定を開きます。「出力」タブでアナログ出力を2チャンネルに設定します。
「シンセ」タブで「リバーブ」「コーラス」「バリエーション」にチェックを入れます。4チャンネル出力に設定されていると「コーラス」「バリエーション」のチェックボックスがグレーアウトになります。
Power YMFを使う
Power YMFというツールを使うことでDS-XGドライバの隠し設定を変更することができます。
Power YMF Homepage - Trancein Articles
→ http://www.trancein.com/articles/power-ymf.php
上のサイトからPower YMFとExtended Bankをダウンロード・インストールします。
Power YMFを起動し、「XG Bank Modes」を「Extended 4.61 MB Bank」に設定します。これによってXG MIDI音源の音質が向上します。
「Audio Settings」タブから「High quality 44.1kHz Mode」にチェックを入れます。この設定はシステム構成によっては不安定化などの問題を引き起こすようです。
Power YMFに同梱されているMIDIファイル(Power YMFインストール先フォルダーのXGMIDIフォルダー内)(C:\Program Files\TranceIn\Power YMF\2.0.1\XGMIDI)は必聴です。
今となってはインターネット上からMIDIコンテンツを探すのは困難になりつつあります。古いフリーソフト(ゲーム)には良質なフリーMIDI BGMが使われていたりするので、それを探してみるといいでしょう。作者の想定と異なるMIDI音源で再生しても意外にマッチして、それも楽しみ方の1つだったりします。