Image: 160903 ROKUBAKOメイン基板のハンダブリッジを除去

ROKUBAKOメイン基板のHDMI入力部にハンダブリッジ(U18の部分)を見つけたので修理した。ROKUBAKOはHDMI/D端子/コンポーネント映像入力を備えたビデオキャプチャユニットで、現在も同等品が別の会社からEzCAP HDとして販売されている。

最初これをPS4で使用したとき、画面にノイズや線が入ったり明滅したりしたので、HDCP信号の絡みで使えないものだと思っていた。HDCPを無効に設定してもダメだったのだが、相性が悪かったということで別の問題を疑わなかった。また、ツクモで中古特価品で売られていたものだったので仕方ないとも思った。

最近、PC画面をキャプチャしようとHDMI入力を使ってみて、同じ症状が出ることに気付いた。チップの故障ならどうにもならないなぁ、と思いつつROKUBAKOを分解して基板を見てみると、HDMI入力部にハンダブリッジを見つけた。この基板は他の箇所にも意図的なハンダブリッジがあり、それらは問題無さそうなのだが、この部分だけは変な気がした。案の定、HDMIのピンアウトと照らし合わせると3番ピン (TMDS Data2-) がブリッジを通して接地されていることが分かった。

ハンダ吸い取り線でこれを除去。その後、PS4/PC画面ともに正常に録画できるようになった。

1月にUSBコネクターを修理したときの写真を見ると、やはりハンダブリッジがある。何となく気付いていながらスルーしていたのだろう。もっと早く気に留めれば、あれこれの試行錯誤をする無駄な時間を浪費せずに済んだのに。


※コメント欄が表示されない場合はdisqusについてJavascriptが有効であることを確認して下さい。コメントはスパム防止フィルターによる承認制のため、投稿してもすぐに反映されない場合があります。

管理人 : Akamaki (akm)

は、PCとVTuberに夢中になっている電気技術者です。

私はレトロコンピューティングの愛好家ですが、そのようなリグはもう収集していません。

私の活動はトップページで見ることができます。読んでくれてありがとう!