ステレオラジカセ『ZILBA'P TV』整備 [3]音量レンジを下げる
ステレオラジカセ『ZILBA’P TV』(ソニー CFS-V1、1979年発売)の整備。
家で使うには音量が大きすぎて、かといって音量ツマミを左に極限まで回すと、可変抵抗の性質か左右の音量バランスが崩れるので、音量のレンジ(上下限)を下げようという試み。
メイン基板のR231とR331をより大きい抵抗に差し替える。この2つにもともと入っていた抵抗器は18kΩ。音量ツマミの可変抵抗は20kA。2倍の抵抗に差し替えれば音量は半減する、というわけではないので注意。
LTspiceでシミュレートした感じ、47kΩくらいで程よい感じに下がりそうだが、手持ちで一番近いのが33kΩしかなかったので、これを使うことにした。
いくつかある在庫をテスターで測って抵抗値が近い2個を選ぶ。
R231は基板の端に近いので変えやすい。
R331は基板の中央寄りにあって、また変えようとなったときに基板をひっくり返すのは非常に手間が掛かるので、パターン面に抵抗器を付けることにした。
音量は聞き比べれば下がったと分かるけど、効果の程は予想通りイマイチ。最低でも47kΩは欲しかったな。