ラジカセ『ZILBA'P TV』整備 [8]テープのベルト張り調整
ステレオラジカセ『ZILBA’P TV』(Sony CFS-V1、1979年発売)を整備。
テープの送り速度が安定しないのでベルトの張りを調整した。ファンのVベルトは調整したことあるけど、さすがにこれはモーターを動かして張り調整できるというものではないな。電子部品店ボントンで合いそうなものがないか探してみたけどなかった。半年前に行ったときより取りそろえが減った気がする。
ベルトを切って短くして、切断面を向き合わせて定規で真っ直ぐに整えたらセロテープで仮止めして、アロンアルファで接着する。固まったら240番くらいの紙やすりで接合部を滑らかにする。長さは半折り142mmを136mmまで短くした。
そんなんで使い物になるのかと不安だったが、意外に行ける。接着部分だけは固くなってゴム本来の柔軟性が失われるので、理想的なゴムベルトではないが、接合面の向きが間違っていなければ、接着剤のでこぼこをヤスリで平坦に仕上げてスムーズに回るようになる。
まあしかし、フロッピーディスクドライブもそうだったが、アナログな機械というのは良くも悪くも手間がかかるな。