PS2末期スリム型 (SCPH-90000) の時計用内蔵電池を交換した
中古で買ったクラッシュ・バンディクー2をプレイしたくて久々にPS2を起動させたら、時計が初期化されていた。メインメニューで光の球がぐるぐる回らない。これは、内部電池が消耗しきっていると予想。
ネットで調べてみると、PS2には充電不可のコイン電池 CR2032 が使われているとのこと。CR2032は自作PCユーザーにとってはマザボのCMOS電池としてお馴染みで、家電量販店ならどこでも売っているほどにはメジャーだ。しかし、電池の取り付け方法がマイナーモデルによって違うようで、コネクター接続の場合、電池にリード線をハンダ付けするか、コイン電池用のソケットを増設して配線する作業が必要になるようだ。私はその加工に必要な道具は持っているが、やはり手間は掛けたくないと思う。
私のPS2は、PS3が発売された後に買った末期のスリムモデル。このモデルでは、自作PCのマザボと同様、電池が電池ソケットに取り付けられている。ただ、製造時期によって内部構造が少し異なるのか、私がネットで見た写真の中には、基板がヒートシンクに覆われ、その裏に電池が隠れているものがあった。もしこのタイプであれば、ヒートシンクを外すための分解に手間が掛かるだろう。
まず、裏面の6か所のプラスねじを外す。その前に、ねじにアクセスするにはそれぞれを覆っているカバーを外す必要がある。細めのマイナスドライバーを差し込んでカバーを外す。中央右のねじカバーには、これを剥がしたらアフターサービスが受けられなくなるという警告が書かれたシールが貼られているが、既にソニーによるPS2のメーカーサポートは終了しているので、これを剥がすのにためらう必要はない。
DVDスロットが開く側をおもてになるようひっくり返し、カバーを持ち上げて外す。
電池の実装方法は、基板上にソケットで実装されているタイプだった。これであれば交換は簡単。使われていた電池は三菱製。買ってきた電池は同じ三菱製の家電量販店ブランドのもので、2個入り380円。メーカーを合わせたつもりはなく、単純に、店頭で並べられていたパナソニック製のものより安かったのでこれを選んだ。
メインメニューのシステム設定から時刻合わせを行えば、光の球もぐるぐる回るようになって元通り。
クラッシュ・バンディクーはPS4にも移植されているけど、古いゲームはやっぱオリジナルのコンソールでプレイしたい。