この世代のハードはコントローラーに二次電池が使われているので、ちゃんとメンテするなら、使う出番がなくても定期的(最低でも1~2年に1回)に再充電しなければならないから手間がかかるんよね。今回はPS3の本体を分解点検するついでに内蔵電池を交換した。
PS3もマイナーモデルの変更で構造だけでなく電池の種類も違うので、事前調査は欠かせない。私が持っているPS3は2011年発売のCECH-3000シリーズ(最終より一つ前の世代)。電池は自作PCでお馴染みのCR2032。近所の家電量販店で三菱電機・日本製が2個入り380円(税込)。工具としてプラスとマイナスの精密ドライバーに加え、突起付きのトルクスねじを外せる特殊なドライバーが必要になる。Amazonでは1500円程度でドライバービットのセットが買える。
まず裏返して、黒い滑り止めゴムと白いめくらパネルを精密ドライバーのマイナスで剥がし、プラスドライバーでビスを外す。前面側(写真の左辺)に4箇所の突起付きトルクスねじを外す。
廃熱口のフィンにある2箇所の留め具をマイナスドライバーで押し込んで外すと、カバーの片割れが扉のように開く。
電源ユニットの左右にあるケーブルとビスを外す。
下は電源ユニットが外れたところ。
ブルーレイドライブの後ろにある3本のリボンケーブルと1本のビスを外す。
ブルーレイドライブを持ち上げて外す。この時、ドライブの下面中央に太めのリボンケーブル(端子にロック機構付き)があるので、折らないように外す。
コイン電池は見えているのだが、カバーで覆われている。このカバーは表だけでなく裏からもねじ止めされているので、正攻法なら基板ユニットごと外して分解しなければならないが、写真のように電池ソケットの左の押さえをのけた上で、無理矢理こじって外に引き出せなくもない。
何とか引き出したところ。
復旧時はリボンケーブルの差込に特に注意を払って、逆の手順で戻していく。