TIM3の不具合を外部から調べるためにリソースを抽出する必要があり、久しぶりにこのツールを使った。名前を忘れていたので見つけるのが大変だった。変わった名前だというのは覚えていたけど、こんなゆるい名前だったか。私にとっては変わった名前のフリーソフトというと『カハマルカの瞳』が真っ先に出てきて、こちらを思い出せなかった。
今見ると、なかなかカオスだ。メイン画面はメモリダンプツールであり、いわゆるチートツール。私はコンソールゲームではこの手のツールを使ったことがない(正直に言えば、友人が持っていたPARを一度だけ試しで使わせてもらったことがある)が、フリーソフトのゲームをプレイする中ではこれとSpoilerALに何回かお世話になった。この系統のソフトにしてはアングラ感はなく、これだけ多機能でフリーとなると、当然、当時のパソコン雑誌で紹介されたので、ある程度は知られていたはず。
付属のヘルプファイルによれば、アセンブリ言語のみで開発されたらしい。Dependency Walkerで開くと、依存ファイルはKernel32.dllのみということが分かる。Dependency Walkerのこんなスッキリした画面、見たことないかも。

各メニューを見ていく。
「ファイル」メニュー

- ファイルのMD5/CRC-32ハッシュ値生成(SHA-1未対応なところが時代か)
- バイナリー編集
- 実行中のプロセスをPEファイルとして抽出
- データ抽出(詳細は後述)
「解析」メニュー

プロセスのデバッグ、トレース用ツール。今ならトレースはWinDbg、数値変換はウェブのツールで代用できるが、当時はそんな手軽に使える代物じゃなかったので。
「アプリ」メニュー

中段はドラッグアンドドロップとキーを組み合わせてショートカットを登録できる。
「システム」メニュー

なんか色々詰め込まれているカオスなメニュー。キャッシュ削除はWin9x特有の不具合を対処するためのコマンド。
「メディア」メニュー

表示されているプレイリストは最初から入っていたもの。前半は色濃い民族音楽だが、後半は何だ。平成ど真ん中だな。
「表示その他」メニュー

「緊急待避」は全てのウィンドウを最小化する機能。Win+Dキーで代替できないか?
「データ抽出」ウィンドウ

パッケージ化されたファイルから画像や音声などのリソースデータを抽出するツール。サントラCD化されていないゲームのBGMデータを抽出するのに役に立った。たまにゲームで未使用のデータが見つかったりして心が躍ったものだ。