161002 AXエミュレーターを製作中 テキスト出力まで完成
DOSBoxのソースコードを改造してAXエミュレーターを作っています。ひとまず、基本的なコンソール出力が可能になり、日本語MS-DOS Ver.3.21が起動できるようになりました。
JEGAのテキスト画面表示はEGAをほぼそのまま流用できるので、日本語表示自体は100行程度のコードで実現できます。ただ、それをどうやってDOSBoxに組み込むか試行錯誤にだいぶ苦戦しました。出来上がってみれば何てこと無いんですけどね。JEGAの拡張レジスタはまだ実装していません。BIOSも数個のファンクションを実装または改造しただけです。フォントはFONTX2形式のビットマップフォントを取り込むルーチンを作り、あらかじめWindowsから作成したフォントファイルを使用しています。
MS-DOSのIO.SYSにはJEGA BIOS ROMの署名をチェックするルーチンがあって、それだけは逆アセンブルで解析しないと分かりませんでした。その他は公開資料だけを参考にしています。
MS-DOSを起動するとVJE-βが組み込まれますが、使えるか使えないかという以前に、使い方が分かりません。USキーボードなのでそもそも使えないかもしれません。MS-DOSの入力自体はUSキーボードでもちゃんとマップされるようです。
DOS/V版JEDとSE3を起動するとこんな感じ。アトリビュートの解釈は未完成。
目標は、グラフィックモードを完成させてWindowsを起動できたらそれで十分かなぁ、なんて。