Image: 200111 和歌山から天橋立へ [こうのとり, 京都丹後鉄道]

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和歌山のホテルで泊まり、2日目は特急こうのとりで天橋立へ。天橋立に行くなら、京都からであれば特急はしだての直通列車があるが、今回はこの機会に南海電車に乗りたかったので、和歌山を出発して大阪駅でこうのとりに乗り換え、福知山まで行く。

まだ外は真っ暗の中での、5時7分起床。もちろん目覚ましはセットしてあったけど、1回目は4時くらいに目が覚めてしまって、二度寝したら次に覚めたときは丁度良いくらいの時間に。5時間弱しか寝ていないが、寝起きのテンションのままお着替え・セットを済ませて出発。

Image: 特急はしだて

5時50分に和歌山市駅。土曜のこんな朝早くだというのに、特急サザン(乗車券のみで乗れる一部特別車)の自由席はそこそこ埋まっていた。泉佐野からはもう座れない状態。

Image: 南海電鉄 和歌山市駅

大阪駅に早めに着いてしまったので、特急こうのとりが来るまで結構待った気がする。

Image: 大阪駅

287系のこのずんぐりした感じを実物で見られて、心が躍る。

Image: JR西日本287系

この時点では帰りの予定をまだ決めかねていたので、名古屋への経路は乗車券には組み込まなかった。まあ、名古屋までの経路を入れたとしても、長距離割引や新幹線乗り継ぎの恩恵は受けられないので、焦って決めることでもない。

篠山盆地では丹波霧が見られた。

Image: 丹波霧

福知山城跡。

Image: 福知山城

福知山駅にて京都丹後鉄道に乗り換え。事前調査していなかったので知らなかったのだが、この時間は予約不要・普通運賃のみで乗車できる観光列車・丹後あおまつ号に乗れる。

Image:京都丹後鉄道 福知山駅

時期的に閑散期だとは思うが、休日にこうのとり1号からの乗り継ぎとあって、乗客は少し多め。沿線紹介はあるものの、車窓からの眺めは冬場と言うこともあって、そんな大したことない。写真はまだ乗客が全員乗っていない状態。

Image: 丹後あおまつ号

車内カフェがあり、普通列車よりも和気藹々とした雰囲気。友人、家族、カップルで来たらもちろん楽しめるが、一人旅同士で歓談しても良いし、しなくても良い。「いかにもな観光列車はちょっと…」と思っていたが、こういうのなら悪くない。

Image: 丹後あおまつ号

天橋立駅。やはり閑散期とあって人が少なく、比較的落ち着いている。

Image: 天橋立駅

天橋立ビューランドのリフト・ロープウェイ乗り場。来る前は真冬の寒さを覚悟してリフトに乗るつもりだったが、今日は快晴で割と暖かかった。半分以上の人は待ち時間のないリフトを選んでいるようだった。

Image: 天橋立ビューランド

冬場でも松林は緑鮮やか。しかし、今年は雪が積もりそうにないので、雪を観光資源にしているところは痛いだろう。

Image: 天橋

観光客はぼちぼち居る。外国人も程ほどに居るが、多くはない。

Image: 天橋立ビューランド

頂上に15分くらい滞在して景色を堪能した後、この後のルートをどうするか頭を悩ませながら、駅に戻ってくる。

12時12分発 普通 西舞鶴行き、KTR709「丹後ゆめ列車II」ラッピング塗装車両に乗り込む。

Image: 丹後ゆめ列車II

外観は派手だが、中は普通のロングシート。乗車率は3割くらいで空いていた。半分以上は学生や地元民のようだ。1時間に1本と不便ではあるが、この路線の景色を日常的に見られる人たちが羨ましい。

Image: KTR700形 ロングシート

切符がシャレオツ。

Image: 京都丹後鉄道 切符

宮舞線は海辺を通るので、冬でも車窓の景色を楽しめる。宮津付近。

Image: 京都丹後鉄道 宮舞線 宮津

栗田駅を過ぎてからが本番なのだが。ロングシートから窓の景色を眺めるには、体勢が少しつらい。

Image: 京都丹後鉄道 宮舞線

日本海は冬も夏も青の濃い荒々しいイメージがあるけど、この辺りは湾内ということもあって水面が穏やかで、碧が映える。

Image: 京都丹後鉄道 宮舞線

Image: 京都丹後鉄道 宮舞線

西舞鶴から特急まいづるで京都へ。車窓からの見どころはあんまりないだろうと思っていたので、うつろうつろになりながら休息を取る。春の花が咲いてくる時期や秋は景色が映えると思う。

Image: まいづる 乗車券・特急券

大阪・京都に行くからには、京阪電車に乗りたいと思っていた。和歌山から天橋立へ行くとなるとスケジュールがきつかったので、2泊3日にするとか色々考えていたが、泊まらずに行けそうだったので京都を少し廻ることに。

京阪電車で出町柳行き準急に乗り込む。元々午後の日程を決めていなかったので、京阪に乗ることも考えてなくて、特に目当てはなかったのだが、たまたま乗り込んだこの2924号車。後で車体の経歴を調べてみると、これがなかなか興味深い。

Image: 京阪2924号車

連結部にデッキ?ここには元々運転台があったが、高度経済成長期の乗客増加で編成を組み替えたとき、かつての4両編成の制御車が余り、運転台を撤去されて中間車になった。

Image: 京阪2924号車

ピクトグラムのない「禁煙」プレート。ピクトグラムがあるものとして当たり前になってきているから、こういうのは逆に珍しく感じる。

Image: 京阪2924号車

この隣は元2000系1次車で京阪線最古の車両である2624号車。旅行中はそんなこと意識していなかったのだが、直感で隣に移動してみたい気がビンビンしていた。結局乗らなかったのだけど、次に行く機会があれば乗ってみたい。

交通費内訳

京都市内巡りを除く。

出発駅 到着駅 路線 運賃
名古屋 紀伊勝浦 JR特急南紀 ¥4590 + ¥3470
紀伊勝浦 那智山 熊野御坊南海バス那智山線 ¥1000 (往復)
紀伊勝浦 和歌山 JR特急くろしお ¥3410 + ¥1760
和歌山市 新今宮 南海本線 ¥890
新今宮 大阪 JR大阪環状線 ¥180
大阪 福知山 JR特急こうのとり ¥1980 + ¥1950
福知山 天橋立 京都丹後鉄道 宮福線・宮津線 ¥800
天橋立 西舞鶴 京都丹後鉄道 宮舞線 ¥650
西舞鶴 名古屋 JR乗車券 ¥4510
西舞鶴 京都 JR特急まいづる ¥490 (新幹線乗り継ぎ)
京都 名古屋 JR東海道新幹線 ¥2530

一つ一つは大した額でないが、合計したらそこそこいい金額になった。


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