200123 雪のない北陸へ [特急しなの, 特急しらゆき]
今回の旅の元々の主目的は「米坂線で冬景色の中を旅する」というものだったが、あいにくの積雪不足である。この計画を立てた12月初旬時点で、今年が暖冬であるとの予報は聞いていたのだが、その予報が外れることを狙って計画を立てていた。まあ、そう思い通りにはいかず、しかもここ数年でも最も積雪が少なくなるのではという、タイミングの悪いこと。
白新線・羽越本線・米坂線を直通する「快速べにばな」に乗ろうと思うのだが、これは1日1往復しか運転されていない。新潟駅出発が8時40分のため、名古屋からだと当日の新幹線では間に合わず、前日に出発する必要がある。そういうわけで、長野の途中下車の旅も兼ねて、前日朝からの出発となった。
朝7:00、JR名古屋駅から特急しなの1号に乗り込む。平日朝いちの列車ということでビジネスマンが多く、指定席の乗車率は50~60%くらいとやや高い。写真は長野駅到着時に撮影。
上松までは雨やみぞれが降っていて、雪は積もっていなかったのだが、木曽福島辺りは山が白くなって屋根や地面も雪が薄く覆っていた。塩尻に抜けたら、積雪はなく雨が降っていた。
車両番号はサハ383-9。特急しなのは両手で数えるくらいは乗ったことがあるので、あまり新鮮な感じはしなかったし、懐かしいという感じもなかったが、たまたまトイレへ行ってみて、和式だったことにビックリ。まだ和式トイレが残っているとは思わなかった。外国人は東京から新幹線で行く人が多いだろうから、しなのに乗る人は少ないだろうけど、これを見たら戸惑うこと間違いない(一応、日本語で洋式トイレ搭載車への案内は貼ってあった)。
長野駅には久しぶりに来たけども、表側(西口側)が数年前に改装したばかりとあって綺麗になっていた。改装前に比べれば、観光地然としていて、周辺道路の街頭デザインと協調性もあって、良くなっている。
新幹線改札口周りはスキー場目当ての外国人が多く目立った。白馬と書かれたパーカーを着た人とか、スキー板を入れたバッグを引いて歩いている人とか。アジア系より白人が多い印象を受けた。
駅前バスターミナルの1番乗り場から「びんずる号(善光寺大門行き)」に乗車。別にびんずる号でなくても、1番乗り場のバスは全て善光寺を通過するが、10時~15時であれば、本数も多いびんずる号で行くのが乗り越しなく確実だと思った。
バス車内はひと昔前の内装そのまま。運賃表示機がフル液晶ではなく、粗いドットマトリクス状のLEDを使った古いタイプのものだった。ドアチャイムは、ドア開でウェストミンスターチャイム(フル)の第1パート、ドア閉で第4パートが流れる。
善光寺到着。仁王門が工事中で、外観は白幕に覆われていて見れなかった。門の通行はでき、仁王像は門の内側から見られる。
善光寺大門バス停から10分掛かるかどうかで、本堂に着く。正月など繁忙期は人がうじゃうじゃ居て、真っ直ぐ歩くこともままならないが、さすがに今日は空いているので、この参道も短く感じる。
長野の滞在は2時間程度で切り上げ、北陸新幹線に乗車。平日の昼間だし、空いているだろうと思って自由席を選んだが、思ったよりは人が居た。それでも窓側に座ることができた。
長野では積雪はなかったが、中野に抜けると一面が白くなっている光景に様変わり。
上越妙高駅に到着。豪雪地帯とあってか駅全体が屋根で覆われているけども、周りに積雪はなし。飯綱高原は白くなっていたが、どれほど積もっていることやら。
コンコースは列車の発着時に若干名が通るだけでガラガラだけども、待合室は多少埋まっていた。
第三セクターのえちごトキめき鉄道が運営する改札から入場し、特急しらゆき(新潟行き)に乗車。
車両番号はクハE652-1104。デッキとシートはピカピカで新しいが、座席はシート以外の部分に若干古さを感じる。
指定席の乗車率は20%以下。ガラガラだった。チケットホルダーがあったので特急券を挟んでおいたけど、検札はなかったなぁ。タブレットでしてたのか?持っている人居なかったような。
駅弁は長野駅改札内で買った「信州山ごはん あぶり豚の蕎麦みそ弁当」。卵と肉の組み合わせが好き。詳細な食レポは苦手なので割愛。
上越妙高から新潟駅まで、積雪は全くありませんでした。所々で日本海と浜辺が垣間見えるけれど、曇天と言うこともあって見晴らしはイマイチ。5月以降なら水田の緑が映えるかも。この旅行、企画倒れかなぁ。