200125 辛うじて積雪のある蔵王 [蔵王ロープウェイ]
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朝7:30、山形駅前山交バス窓口で樹氷鑑賞乗車券(バス往復と蔵王ロープウェイ4回券引換券のセット)を買う。バスターミナルから、蔵王温泉行きバスに乗車。10分前には長い列になっていたので、これで全員乗るのは厳しいだろうと思っていたけど、直前で臨時バスが来たので、座って乗ることができた。
蔵王に着いてみると、車道や歩道はほとんど乾いているが、周りの地面になっているところには雪がそこそこ積もっていた。山肌は白くなっているが、雪が少ないという印象はある。
樹氷高原駅で別のロープウェイに乗り換え。降りてくるかごにびっしり霜が付いていて、ここから先は本格的に寒いのだと感じさせる。
麓では幹も枝も完全に見えていた。この辺になってくると大部分が白くなっているが、まだ樹氷(モンスター)は完成していない。
頂上はスキー・スノボ客と観光客が半々くらい。モンベルのサックを背負い、スキー板付けて地蔵山に登っていく人も何人か居た。
枝の雪かさは増しているが、モンスターになるにはまだまだ足りない。
どうせ暖冬だからまともな雪対策は必要ないだろうと普通のスニーカーで来てしまったが、さすがにマイナス9℃は寒い。身体の芯は冷えなくても、足下から冷えてくるのが分かった。あまり長居できないので、30分程度で切り上げて、帰ることにした。
山形駅コンコース。他所の駅と雰囲気は大差ないが、冬ブーツともこもこの上着を着た人が多いか。
昨日も少し乗車した、仙山線へ。扉はボタンを押さないと開かないし、通行した後も閉ボタンを押さないと自動で閉まらないのだけど、その動作がまだ慣れない。
1時間で仙台駅に到着。2階在来線エントランスで千葉物産展を開催していた。
仙台駅で途中下車して、青葉城跡を見に行くことにした。写真は国際センター駅。駅の直前は広瀬川を渡るために地上を走るのだが、駅のホーム自体は地下にある。川の下にトンネルを通すと、青葉山までの勾配がきつくなるので、橋で渡らせたのだとか。
駅から徒歩で城跡まで行ったのだが、坂が結構きつい。レンタルとみられる電動アシスト自転車で上がっていく人が見えたが、それが正解なんだろう。あるいは、往路だけバスで行って、復路で石垣を歩いて見ていくとか。
歩いてみて、地形と石垣のスケールの大きさを実感する。これは、麓から駆け上がってくるのは辛い。
何があるというわけでもないが、観光客は景色を眺めていたり、伊達政宗像の前で写真を撮っていたりと、ほどほどに賑わっている。こういうのどかな雰囲気は好き。
仙台駅からこまち(新幹線E6系)で東京へ。
全車指定席なんて必要か?と思っていたが、乗車率は結構高くて、窓側は全部、通路側も半分以上埋まっていた。
駅弁は山形駅で買った「牛豚鶏の肉づくし」。
浜松で新幹線から在来線に乗り換え。車両番号はモハ210-5039。昭和末期から平成初期にかけて製造されたとのことなので、約30年ものかぁ。先日、在来線通勤形電車315系の概略が発表されたように、あと数年で置き換えられることは確実か。
名古屋までの特急券を買うよりも1300円くらい安くなる。その代わり、浜松から名古屋までの所要時間は3倍増し。豊橋・名古屋間の乗車券はJRより名鉄の方が安いが、今回は長距離料金なので、名古屋までJRで乗った方が圧倒的に安い(なごや特割30の片道分より安い)。おまけに、平日の名鉄は激混みだが、JRならだいぶ快適。
交通費内訳
出発駅 | 到着駅 | 路線 | 運賃 |
---|---|---|---|
名古屋市内 | 名古屋市内 | 中央西・篠井・信越・長野・新幹線・トキめき・信越・白新・羽越・米坂・奥羽・仙山・東北・東海 | ¥16200 |
名古屋 | 長野 | JR特急しなの(特急券のみ) | ¥1370 (乗継割引) |
長野 | 善光寺大門 | アルピコ交通バス | ¥150 |
善光寺大門 | 長野 | アルピコ交通バス | ¥150 |
長野 | 上越妙高 | JR北陸新幹線(特急券のみ) | ¥2600 |
上越妙高 | 新潟 | JR特急しらゆき(特急券のみ) | ¥2400 |
山形駅前 | 蔵王温泉 | 山交バス 樹氷観賞乗車券(往復+蔵王ロープウェイ4区間) | ¥4500 |
仙台 | 国際センター | 仙台市地下鉄 | ¥210 |
国際センター | 仙台 | 仙台市地下鉄 | ¥210 |
仙台 | 浜松 | 東北新幹線 + 東海道新幹線(特急券のみ) | ¥7910 |
下は一筆書きの片道乗車券。16路線?長距離減反制の料金制度により、区間毎に個別で買うよりは5000円以上安い。横長の乗車券なので、自動改札は通れない。最初にみどりの窓口でこれを作ってもらおうとしたとき、端末を触っていた受付さんが「経路オーバーってエラーが出るんです」と言いながら戸惑っていた。バックヤードに引っ込んでから数分後、「作れました」とのこと。経路数がカツカツだったか?
途中下車するときはその駅の下車印を押してもらうことになるはずだが、駅によっては、下車印を押さずに通されたこともあった。高速鉄道や飛行機便が発達した今、途中下車する人は滅多に居なくて運用が忘れられているのか。あるいは、青春18切符の扱いと混同しているのか。これでは、前の駅に戻って往復してくるというずるができてしまうが、大丈夫なんか?