Image: WLAN 802.11n → 802.11ac への変更で 8MB/s→32MB/s

タブレットPCとメインPCとのファイルの交換には、普段はOneDriveなどのクラウドドライブを使っているが、デジカメで撮影した動画ファイルなどを移すには、クラウド経由だと時間が掛かる。そこで、最近では余り使う機会のなくなったLAN内ファイル共有の出番なのだが、タブレットの無線LANを通すととても遅い。

タスクマネージャーでWi-Fiの項目を見てみると、送信速度が62 Mbpsしか出ていないことが分かった。これは802.11nの最低の理論速度 (72 Mbps) に近い速さだ。

Image: タスクマネージャー ネットワーク

無線LANアクセスポイント (Aterm WG1200HS) の設定を見てみると、デュアルチャネル機能は自動に設定してあるのだが、状態を見てみると、使用チャネルは1つしか出ていない。つまり、デュアルチャネル機能は無効にされている。我が家はマンション住まいなので、他のアクセスポイントと電波干渉が多くて、チャネルが空いていないのだろうか。

WiFi Analyzerで2.4GHz帯の電波状況を見てみると、近隣で使われているアクセスポイントがわらわら出てくる。(左は窓際に近づいた時、右は窓と反対の壁側4m、赤・水色は自局、自局デュアルチャネルは自動設定にて使用不可)

Image: WiFic Analyzer Image: WiFi Analyzer

一方、5GHz帯の方は窓際で幾つか拾うことがあるものの、電波レベルは低い。(自局クアッドチャネルは自動設定にて使用可)

Image: WiFi Analyzer Image: WiFi Analyzer

5GHz帯は戸・壁などの障害物に弱い難点はあるが、それをクリアしているのであれば、2.4GHz帯を使うよりも電波条件は良い。クアッドチャネルなので通信速度もシングルチャネルの約4倍になる。

5GHz帯のアクセスポイントに接続を切り替えて、ファイルの転送速度・通信速度を監視してみたところ、タスクマネージャーでは285 Mbpsが出た。

Image: タスクマネージャー ネットワーク

これだけ速度が出ていれば、MP4動画を移すにも、別の作業に取りかかる隙もなくファイルの移動を待てる程度の時間になる。今までこんなことに気づかなかったなんて、パワーユーザーとして恥ずかしいな。


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