220116 PS/55エミュ製作 [18]1/4角文字を実装して開発完了
文書プログラムで1/4角文字に変換すると豆腐文字だらけになった。まさかと思って調べてみたら、フォントROMに1/4角文字が含まれていることが判明。1/4角文字って使ったことないけど、ルビ振りとかに使う書式だったっけ。ルビは分野によっては今でも使われるけど、1/4角文字は完全にワープロ時代の遺物だな。
実機がないので豆腐文字を1個ずつ入力してその時のROMアクセスを調べて潰していった。500字くらいの変換テーブルができあがり、大層なものになってしまった。我ながらよくやったよ。あとは罫線文字くらい実装したかったが、これは文書プログラムで謎の合成を行っているので調べるのが面倒になって諦めた。図形文字なんかはそれこそ実機のフォントROMをダンプしないと無理だろう。
会社の先人たちが作ったMultiplanや文書プログラムのファイルはこれで一応読めるようになったので、もう思い残すことはありません。エミュレーターはまだ完全ではないけども、ソースは公開しているので需要あれば誰かが作ってくれるでしょう(逆に需要無ければこのままだろうし。)
PS/55のグラフィックに関しては無駄に誰よりも詳しくなってしまったけども、なかなか面白いハードでした。BASICで使われるグラフィックス支援機能がどんなものだったか気になりますが、これは多分マルチステーション5550のグラフィック支援カードに由来する機能なんだろう。PS/55ならまだしもマルチステーション5550の資機材はハードもドキュメントも本当に見かけないので、解決は望み薄だな。
DOSVAX 変更点 (4467PS04→ 4467PS07)
- DOS文書プログラムで使用される1/4フォントを生成
- DOS/Vで使用されるスキャンコードセット81hのキーボードサポートを追加(デフォルトのスキャンコードセットは、5576-002とは異なりATキーボードを継承します。)
- DOS文書プログラムで使われる半角DBCSフォントを生成(一部のフォントはまだ正しく表示できません。)
- システムコマンドF0h(代替スキャンコードの選択)を受信したときにキーボードがコマンドラッチをリセットしなかった問題を修正
- PS/55モードでAXキーを押したときにエミュレータがエラーを出す問題を修正
- EMM386が空きメモリを検出しない可能性がある問題を修正
- 反転属性がセットされている位置でのカーソル色を修正
ダウンロード
- radioc.dat内Filesを参照
- https://radioc.web.fc2.com