241029 「巻戻し」は死語なのかも
トップ画像はソニーのラジカセ Zilbap TV(1979年)のマニュアルより。
今日のすず菜の懐古チューズデーの話題。今のテレビリモコンの表記は「巻戻し」が「早戻し」になっていて、現代っ子にはもう通じないんじゃないかという話。
確かに。そもそも、「巻戻し」とあったのは今では2つの左矢印によるピクトグラムだけで表現されることが多く、文字がリモコンに書かれることすらなくなってきている。「チャンネルを回す」も、いまや聞き慣れない表現だ。私は20年以上前に実家に帰ったときの数回だけ「チャンネルを回した」ことがあるが、当時でさえ奇跡的に動いていた古いテレビで、今やそのようなテレビは歴史資料館の展示でしか見ない。
興味深いことに、英語にも似たような表現がある。巻戻しは Rewind(wind(ワインド)が「巻く」という動詞)と言い、日本のコントローラーでも”REW”という省略形でよく見られた。「チャンネルを回す」に相当する言い方に”flip the dial”というフレーズがある。直訳表現なら「ダイヤルをパチパチする」みたいな意味合いになるが、これはテレビのチャンネルをパチパチ変えることと同義のように使われた。こう書いておきながら、「パチパチ変える」っていう表現すら久しぶりに使った気がするな。
ところで、私はYouTubeでマンガやアニメを検索したり見たりすることはほとんどなかったんだけど、今日、YouTubeのサジェストにVtuberの配信が並ぶ中でボーボボが1件だけ紛れ込んでいてめちゃ笑った🤣絶対、すず菜の視聴者層の影響だろう。