横浜美術館の佐藤雅彦展を見てきました。
横浜へ向かう途中、新横浜駅で新幹線を降りてJR横浜線に乗ったら、ちょうどディスプレイ広告で鏑木ろこが出迎えてくれました。あの広告、音が出ないのと、ほかに数十本上映される他社CMの中の1本なので、注目していないとうっかり見逃します。それにしても、あのメンツの中に何故ろこが選ばれたのか。ろこファンはともかく本人も疑問に思っているのは笑う。
佐藤雅彦はNECの「バザールでござーる」やお菓子のポリンキーといった商品マスコット、DNP(大日本印刷)の工場アニメーションCM、NHKのピタゴラスイッチやアルゴリズム体操を作り出した人。まだ展示が始まって2日目の日曜日ということで、午前中は美術館正面の端から端まで折り返すくらいのめちゃくちゃ長い列ができていた。ピタゴラスイッチの仕掛けを目当てに家族で訪れている人が多い様子だった。
最終的にやっていることは確かに映像製作なんだけど、ピタゴラスイッチは物性物理の応用、アルゴリズム体操は文字通り情報分野のアルゴリズムを元ネタとしているところがあり、理系的な発想をこういう風に活かせるところが才能だ。アルゴリズム体操とDNPのCMって連想なんて全くしたことなかったけど、言われてみれば、意外に通じるところがあるなと思った。